平地でも雪予報…靴を水から守る“防水スプレー”の使い方 キーワードは「量より回数」【フカよみ】
28日は、札幌の平地で初雪が降る見込みです。専門家に、靴を水から守る“防水スプレー”の使い方を伺いました。
キーワードは「量より回数」です。
「防水スプレー」の種類とは…靴専門店で聞いてみた
やってきたのは、道内38店舗を展開する品揃え豊富な靴専門店「ABCマート」です。
自宅に30足ほどの靴があるという、靴のプロの下妻さんに、まず防水スプレーの種類を伺いました。
選ぶ基準は、靴の材質にもよりますが、大きく分けて「シリコン系」と「フッ素系」の2種類があります。
「シリコン系」は、汚れや水をかなりしっかり防いでくれることが利点です。ただし、湿気がこもってしまいます。
「フッ素系」は、湿気を逃がしてくれて、汚れもある程度は防いでくれます。
どちらを取るかで選ぶとよいそうです。
防水スプレーの前に、ブラシで汚れを落とす
使い方にもコツがあります。
まず、付着している汚れをブラシで落とします。いきなりスプレーをかけると、効果が半減してしまうとも言われています。
ブラシはどのようなものでも基本的には大丈夫です。ただ、馬毛のような柔らかいブラシのほうが、靴本体を傷つけにくいそうです。
専用のブラシがない場合は、使い古した歯ブラシでも簡易的に代用できます。歯ブラシは、全体的に汚れをかき出しやすいとも言われています。
革靴の場合は、汚れを落とした後、スプレーの前にクリームで保湿します。これにより、防水がより効果的になります。
距離は20センチから25センチ、時間は3秒ほど
汚れを落としたら、防水スプレーをかけます。
メーカー推奨の距離は、20センチから25センチほどです。全体に3秒ほどかけます。
実際にかけてみると、あっという間に終わります。かけすぎるとシミの原因になる可能性があるため、基本的には軽く全体にかければ問題ないそうです。
前日の夜と当日の朝、「重ねがけ」で効果が上がる
重要なのは「重ねがけ」です。
前の日の夜にかけ、翌日の朝にもかけると、より防水の効果が増します。これを「重ねがけ」と呼びます。
つまり、夜寝る前と朝出かける前の2回、先ほどのように手早くかけると、より効果があります。
しみ込んだ場合、ドライヤーは使わず自然乾燥させる
スプレーをかけても、水がしみ込んでしまうことがあります。乾かし方にもポイントがあります。
ドライヤーで乾かすのはNGです。靴に熱が加わり、変形の恐れがあります。傷がついたり劣化したりする恐れも、かなり促進されてしまいます。
乾燥剤や新聞紙を使った自然乾燥が、かなり効果的です。
ストーブの前で乾かす方もいらっしゃると思います。しかし、火災の危険性があります。熱で靴の形が変わる可能性もあるため、おすすめできません。
新聞紙は、定期的に入れ替えるとよりよいそうです。
新聞紙を入れた靴の置き方、正解は「つま先を下」
新聞紙を入れて自然乾燥させるとき、靴をどう置くか…「つま先を上にして壁に立てかける」「つま先を下にする」「靴底を下にしたまま乾かす」いちばん効果的なのはどれなのでしょうか。
正解は「つま先を下」です。蒸気は上のほうに逃げていくため、靴の中全体の湿気が上に逃げやすくなります。
また、新聞紙を中に詰めると、新聞紙が下に落ちるため、つま先までしっかり乾かすことができます。
この方法をうまく活用しながら、“本格的な冬”に向き合っていきたいと思います。
