“多発地帯”伝えるカーナビ シカ事故防止に新たな対策 4か国語対応…「気づくヒントに」 北海道
繁殖期を迎えたエゾシカと車の衝突事故が後を絶ちません。
こうしたなか大手自動車メーカーが新たな対策を始めました。
どのようなものなのでしょうか。
赤や黄色に染まった秋の景色。
支笏湖の青い水面も輝き、まさにドライブ日和です。
記者がレンタカーに乗って走行していると…
(アナウンス)「この先、エゾシカの飛び出しが多い場所です。速度を落とし、周囲の動きに注意してください」
突然、エゾシカの飛び出しを知らせるアナウンスが。
これは2026年に導入された、レンタカーの新たなカーナビ機能です。
(トヨタレンタリース札幌 浅野博一さん)「シカの事故多発地帯になると、300メートルほど手前から警告が出て注意喚起をする」
シカの生息数が増加傾向にあり、車との衝突事故も急増している北海道内。
道警の調べでは、2025年の1年間でシカが関係した事故はおよそ6700件。
調査を始めた2004年以降、過去最多を更新しました。
特に10月、11月はシカが繁殖期を迎え行動が活発になることから、1年で最も事故が多くなっています。
こうしたなか、事故の防止に乗り出したのが、自動車メーカー・トヨタと観光客の利用が多いレンタカー店です。
道警なども協力し、道内全ての地域の事故多発地帯を知らせるカーナビを開発しました。
(トヨタレンタリース札幌 浅野博一さん)「こちらは日本語に加えて英語・中国語・韓国語の4か国に対応している」
さらに、夜になると「ハイビームの使用」を促す呼びかけもー
スピードを抑えて、早めにシカを発見することで事故を回避できるという統計データに基づいた対策です。
現在は125台に新しいカーナビを搭載していますが、来年度中には2800台にまで拡大するということです。
カーナビを活用した対策について専門家は…
(帯広畜産大学 浅利裕伸准教授)「ドライバーが簡単に、ここに(シカが)出てくるよと理解できない状況なので、情報を提供して、ドライバーが気がつくヒントになるのはいいと思う。効果がどれくらいかという評価をしていって、よければどんどん広げていく必要がある」
シカへの注意が一層必要な今の時期に、ドライバーをサポートする取り組みが注目されています。
