池上学院高等学校は平成16年、札幌で唯一の私立の単位制・通信制高校として開校しました。
「学校になじめなかった」、「勉強でつまずいてしまった」、「人間関係で傷ついた…」
そんなうまくいかなかった経験から、自信を失った子供たちが、「自分らしく高校生活を送りたい」と入学してくる学校です。
高校1年からの3年間を本校で送る生徒もいれば、ほかの高校から転校して、1年間・2年間を本校で送る生徒もいます。
生徒たちは、高校生活でたくさんのことに向き合い、乗り越え、そして卒業していきますが
その陰には保護者にとっての「もうひとつの高校生活」があります。

子どもが入学に至るまで、悩み、入学後も葛藤し、時に励まし、ともに喜び、支え、見守る…。
池上学院高校の「卒業」は、保護者にとっても、ようやくたどり着いた「卒業」なのです。

私たちは保護者の皆さんが歩まれた「もうひとつの高校生活」も、大切な財産だと考えています。
「その財産をカタチに残し、今まさに悩んでいる人へ届けたい。」
その思いから生まれたのが「もうひとつの卒業文集」です。

保護者の思いをそのまま文章にしていただき、一冊にまとめた「もうひとつの卒業文集」。
この番組では、その文集に綴られた保護者のことばをお届けします。
同じ悩みを抱える方々の、一筋の光になればと思っています。ぜひお聞きください。