●原爆投下から７８年　核兵器廃絶へ訴え続く
●核廃絶を訴える集会が札幌市で開催
●秋本衆院議員が収賄容疑で家宅捜索　約１０００万円を議員会館の事務所で渡されたか
●雨竜川が氾濫　大雨の影響　農作物への被害も
●同居中の母親を死亡させた　傷害致死の疑いで５３歳長女逮捕　白石区
●すすきの殺人事件　ダンスイベントで瑠奈容疑者と被害男性が知り合う
●北方領土返還訴え決起集会　根室市
●ＪＲ東海道線・柱と衝突　今月２日に柱を目視点検も異常なし
●台風６号動き遅く　奄美地方は大荒れ続く
●南区でボランティアらがクマ対策の草刈り　

●きのうのメジャーリーグ
　ツインズ前田健太投手が２安打１失点７奪三振で３勝目
　レッドソックス吉田正尚選手が日米通算１０００安打到達
●きのうのプロ野球結果
●ファイターズ　ソフトバンクに１－６で２連敗
●コンサドーレ　鹿島に０－３で今季初の３連敗　開始１２秒で失点
●きのうの夏の甲子園試合結果　クラークは８日、北海は１０日初戦
●国内男子ゴルフ・ミナトチャンピオンシップ　中島啓太選手が今季２勝目
●国内女子ゴルフ・北海道ｍｅｉｊｉカップ　
　鈴木愛選手が２年ぶり優勝　小祝さくら選手は３位タイ
●スキージャンプ　チャレンジカップ大倉山サマー大会
　小林陵侑選手が１回目に１４５・５メートルの大ジャンプで優勝
●陸上・コンチネンタルツアー・ブロンズ
　女子やり投げ・北口榛花選手が６１メートル８８で優勝
●全国高校総体　
　自転車・男子個人ロードレース　帯南商・島崎将男選手が優勝

【6時台】
M「灰色と青/米津玄師（＋菅田将暉）」

【7時台】
M「ボーイズ・オブ・サマー/ドン・ヘンリー」

庭野ほのかAN、出身は新潟県。
「いっぺこと」とは、新潟県の方言で『沢山』という意味。
このコーナーを通して“沢山”リスナーの皆さんとお話ができるよう、
庭野AN目線の話題を毎週お届けして行きます！

今回は『　先どり「秋」の日本語　』

8日(火)から、暦の上では「秋」。二十四節気の「立秋」です。
道内もまだまだ暑い日が続きそうですが、
皆さんに少しでも涼やかな気分になってもらおうと、
夏の終わり「晩夏」から秋の初めにかけての美しい日本語をご紹介。

【立秋】
「立秋」と言いますと、「夏の暑さが極まり、秋に向けて季節が移り替わり始める」
という意味があります。
「秋だなんて気が早いなぁ」と毎年思っていましたが
きちんと意味として「夏の暑さのピーク」が記されているんです。

また、私が小学生の頃「立秋」を意識していた出来事がありまして…
それは「暑中見舞い」です。
毎年担任の先生にハガキで「暑中見舞い」を送っていましたが
「立秋」を境に、「暑中見舞い」から「残暑見舞い」に変わります。
夏休みが来てすぐにハガキを書けば「暑中見舞い」、うかうかしていると「残暑見舞い」…
夏休みの経つはやさを子どもながらに感じていました。

では、ここからは、夏の終わりと秋の始まりを感じさせる４つの日本語をご紹介！

＜涼風(すずかぜ)＞
・夏から秋に季節が変わるときに吹く風のこと。秋の到来を告げます。
・二十四節気をさらに３等分した「七十二侯」に「涼風至」(8日～12日)
涼風というのは季語にもなっていて、
「甲子園一瞬燕と涼風と」という有馬朗人さんの俳句があります。
この俳句は細かな分析がなかったので、想像ですが…。「燕」は春の季語で、
「涼風」は秋の始まりを告げるコトバ。甲子園って春と夏がありますが、
きっと「春の甲子園」は春を告げる燕に、「夏の甲子園」は夏の終わりと秋の到来を意味する
涼風になぞらえているのかと・・

＜夜の秋＞
・夏の終わりごろ、夜になると涼しさを感じ、秋めいた感じがすること。切なさを表現する言葉。
・実は「夏の季語」！「よるのあき」「よのあき」どちらでも読みます。
「秋の夜」になると秋の季語になります。
・朝晩涼しくなると秋が近いなぁというのが感じられますが
「涼風」を今夜窓を開けて感じられたら、まさに「夜の秋」を感じられると思います。

＜今朝の秋＞
・8日は立秋ということで、まさに明日・立秋の朝のことを「今朝の秋」と呼びます！
　秋めいてきた朝のこともさしますが、とくに立秋の朝のことです。
　明日の朝、お天気予報では秋らしさ感じられそうでしょうか。
　少し蒸し暑かったとしても、言葉だけでも「今朝の秋」を迎えると考えれば、少し涼し気？

ここまで、いにしえの秋の始まりを感じる日本語をご紹介してきましたが、
最後にご紹介するのは、歌の歌詞です！

＜「袖丈が覚束ない夏の終わり」…「灰色と青」＞
・これは米津玄師さんと菅田将暉さんがタッグを組んで２０１７年にリリースした楽曲の歌いだし。
・インタビューによると、米津さんが、１９９６年公開の北野武監督の
「キッズ・リターン」という映画に影響されて、「青春の記憶」を思い越すことをテーマに。
・改めて歌いだしの歌詞を見ると「袖丈が覚束ない」という表現が美しい！
・夏から秋に変わる季節ってどうも服装に迷いがち。そんな一種のうっとうしさというか、
　何気ない気がかりなことを、季節の変化を匂わせるのに使うのがたまりません。
　道内はまだまだ暑い日が続きますが、この曲を聴くと、特に歌いだしを聴いただけでも、
　ちょっと切ないような秋の始まりが感じられると思います。

夏の終わり晩夏から秋の始まりにかけての日本語「涼風」・「夜の秋」・「今朝の秋」
そして「袖丈が覚束ない夏の終わり」というコトバから
涼やかな秋の気配を感じていただけたら嬉しいです。