北海道ライブ あさミミ!

今朝の放送内容 4月4日(火)

2023年4月4日(火)

今朝の放送内容

今朝の主なニュース・スポーツ情報

●新たに鳥インフル確認 約39万羽の殺処分始まる 千歳市
●赤井川村スキー場のコース外で女性遺体発見 2月に行方不明の30代女性か
●全日空国内線“システム不具合” きょうは2便を除き通常運航の予定 
●日銀短観「大企業・製造業」の景況感 5期連続悪化
●「親ロシア派」ジャーナリスト死亡の爆発 ロシア捜査当局が26歳の女を拘束
●道内感染者150人 全国3110人
●NTT東日本・NTT西日本で一時通信障害 現在は復旧
●今年3月の平均気温 各地で統計開始以降の最高記録更新
●釣ヶ崎海岸にイルカ32頭打ち上げられる 3頭死ぬ 千葉・一宮町
●地下鉄・大通駅の休憩スペース きょうから一部閉鎖へ 迷惑行為が後絶たず
●原因不明の小児肝炎 国内で初めて1人の死亡確認

●WBC優勝トロフィー 4月14日~16日にエスコンFで展示
●バスケNBA・レイカーズ八村塁選手 移籍後初の20得点 
●バレーボールVリーグ女子 石井優希選手が今季限りで引退
●スキージャンプ・小林陵侑選手がプロ転向を発表 事務所設立
●陸上・田中希実選手がプロ転向 ニューバランス所属に
●コンサドーレ あすルヴァン杯アウェー横浜戦 スパチョーク選手が出場意欲
●ファイターズ きょうから千葉でロッテ3連戦 先発ポンセ投手 

今朝の選曲

【5時台】
M「バラードのように眠れ/少年隊」

【6時台】
M「Wonderland / iri 」

【7時台】
M「ソー・マッチ・イン・ラヴ/ティモシー・シュミット」
  • 北海道ライブ あさミミ!
    NEWコンビにお付き合いください♪

あさミミ!アラカルト〜八幡淳のスポーツプレゼンス

八幡淳ならではの目線と感覚で
臨場感(プレゼンス)あふれるスポーツの話題をお伝えしています。

今回は「 リリーフカーの歴史 」

4月4日は四輪駆動の日。
北海道では冬道のことを考え、4輪駆動の車が人気ですが、開幕戦が行われた
エスコンフィールドでデビューしたリリーフカーは、
日本球界初の4輪駆動車、Kubotaの「RTV X900」を採用、注目を浴びています。

プロ野球でのリリーフカーが、日本で初めて登場したのは1964年の阪神甲子園球場。
1964年3月23日の朝日新聞朝刊の記事に、前日の試合の4回に石川投手が打たれた後、
バッキー投手がリリーフバイクに乗ってマウンドに向かったのが
最初だったという記述があります。

当時は、現在のように四輪車ではなく、二輪の「リリーフバイク」でした。
交代する投手がスクーターの後ろに座った状態で運ばれてくるというものです。
このリリーフ投手をバイクでマウンドまで運ぶきっかけは、
当時の甲子園球場のつくりに理由があります。

当時のブルペンは、外野のラッキーゾーン(これはあのベーブルースにも
「バカバカしい大きさだ」と言われた甲子園球場に1947年に作られた柵と
本来のフェンスの間にある空間)の中に設置されていました。
そこからマウンドまでは約70メートルの距離があって、歩いていくと結構な時間がかかります。
そこで、プレーの進行を早めるためにリリーフバイクが登場したということです。
甲子園球場ではその後1970年代中盤からは4輪自動車に代わり、
ラッキーゾーンが無くなる1991年までリリーフカーは使われていました。
一時期ブルペンが一三塁のファウルゾーンにあった時期は使われなくなっていましたが、
1999年からはアルプススタンド(外野席と内野席の中間にあるゾーン)の
真下の室内練習場にブルペンが移動したため、
再びリリーフカーで救援投手が登場というスタイルとなっています。

その後、リリーフカーは1980年代には一般公募で選ばれた
「リリーフカー嬢」と呼ばれる女性が運転するようになるなど、
ショー的な要素が加えられるようになっていきます。
主に使われていた球場は東京ドームができる前の
ジャイアンツ・ファイターズの本拠地だった後楽園球場。
ちなみにここで使われていた実際のリリーフカーは
東京ドームの敷地内にある野球体育博物館で展示され見ることができます。
そしてかつて阪急ブレーブスが本拠地としていた西宮球場も、
ラッキーゾーンの中にブルペンがあったため、人工芝化された1978年から運用されていました。
その他かつての西鉄ライオンズ・福岡ダイエーホークスの本拠地だった
平和台球場でも使われていたという記録があります。

このように、リリーフカーを使用している球場は、
構造上外野スタンドの下などにブルペンがある球場に限られています。
ただ、1990年代に入ると天候に左右されないドーム球場が次々に完成し、
こうした球場はベンチ裏にブルペンが設置されていることが多いので、
近年はあまり見かけることがなくなっていきます。

では現在エスコンフィールド北海道以外で使用されているリリーフカーは
横浜DeNAベイスターズの本拠地、横浜スタジアムは
現在は日産・リーフを改造したものを使用しています。
投手は運転席より1段高い位置に設けられた後ろの席に乗車する形を取っています。
かつてはトヨタ自動車からの提供でMR-S、日産自動車からの提供でブルーバードやBe-1、
商用車なのにめちゃくちゃかわいいと評判だった「エスカルゴ」など、
時代を反映する車も使用されていました。

千葉ロッテマリーンズの本拠地、ZOZOマリンスタジアムは
現在はメルセデス・ベンツ・S560カブリオレを改造して、
投手が乗車する側のドアをあらかじめ取っ払ったモデルとなっています。
ホームのマリーンズの選手が乗る車は白、ビジターの選手が乗る車は黒のカラーリングです。
ベンツになる以前はアウディ・A5カブリオレやボルボ・C70などが4代に渡り使用されていて、
使い終わった車両はドアを再度取り付けるなど原状復帰した上で
ファンにオークションの形で払い下げられていたそうです。

そして、日本で初めてリリーフカーが登場した阪神タイガースの本拠地、阪神甲子園球場。
以前はゴルフ場で使われる2人乗りのカートを使用していた時代がありましたが、
ご紹介したリリーフカー復活の1999年から使用されているリリーフカーは、
ダイハツ・ミゼットII電気自動車仕様が使われたあと、
2011年シーズンからはメルセデス・ベンツの日本法人がリリーフカーのスポンサーとなって、
9月まではダイハツ製の車にベンツのステッカーを貼って使用したこともあったそうです。
更に2016年シーズンから2021年シーズンまではダイムラー社のスマート・フォーツーを使用。
2022年シーズンからはリリーフカースポンサーがトヨタ自動車に変更となり、
車両もトヨタ・C+podという超小型EV車を使用しています。

最後に、この4月から特定の条件下で運転を完全に自動化する
自動運転の「レベル4」の運行許可制度を盛り込んだ改正道路交通法が施行され、
運転手がいなくても公道を走行できるようになりましたが、
それに伴いリリーフカーも「自動運転」となる日も近いのかなぁ?
と思った方もいるかもしれません。
実はプロ野球界ではこうした世の中になるずっと前から、
自動運転のリリーフカーというのもありました。

それが、広島東洋カープがかつて本拠地にしていた広島市民球場です。
他の球場はドライバーがいるのに、なぜか広島市民球場だけは
どでかいアンテナが付いた無線操縦の無人のリリーフカーでした。
またスピードが遅かったので、結構乗ってる選手も恥ずかしそうにしていたという記憶と、
これも経緯が定かではありませんがかつて札幌にもあった「そごうデパート」の
SOGOのマークがついていたので非常に印象深いリリーフカーの一つでもありました。
もし、2016年にリリーフカーが使われていたとしたら、
DH解除でピッチャーとして登場した大谷選手はどんな感じでリリーフカーから降りてきていたのか・・
これからどんな選手が現れるのか。
今季はリリーフカーの演出にもご注目下さい。

毎朝6時半頃は「あさミミ!アラカルト」

月曜日は庭野ほのかANが担当
庭野ほのかの☆いっぺこトーク
新潟県出身の庭野ほのかAN。「いっぺこと」とは、新潟県の方言で『沢山』という意味。
このコーナーを通して“沢山”リスナーの皆さんとお話ができるよう、
庭野AN目線の話題を毎週お届けしていきます!
 
火曜日が「八幡淳のスポーツプレゼンス」
臨場感あふれるスポーツの情報・話題・歴史を紹介していきます!
 
水曜日が「あさミミ☆リサーチ」
毎週ひとつのテーマを設定。皆さんからメッセージをお寄せいただくコーナーになります。
テーマによってはツイッターでアンケートも実施していきます。
 
木曜日が「ナガイの北海道生活研究室」
永井ANがいまリスナーと共有したい「北海道の生活情報」を伝えていきます!
 
金曜日が「北海道応援!あやサポ」
上田あやが北海道で頑張る「ひと」にスポットライトを当て、全力応援していきます!
 
 
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