北海道ライブ あさミミ!

今朝の放送内容 9月5日(火)

2023年9月5日(火)

今朝の放送内容

今朝の主なニュース・スポーツ情報

●辺野古訴訟 沖縄県敗訴確定 遅れていた改良工事が進む可能性
●岸田総理、207億円の追加水産業支援を発表 中国の水産物輸入禁止受け
●不正請求問題で金融庁がビッグモーターと損保ジャパンへの立入検査実施を決定
●自民・公明が党首会談“合意文書”に署名 東京での選挙協力を復活
●ロシア・トルコ首脳会談 “穀物合意”進展みられず
●女子大学生嘱託殺人事件 きのう裁判結審 懲役9年求刑
●青果物の集荷所で火災 少年2人が火をつけたか 厚別区
●胆振東部地震から5年 ブラックアウトを想定 札幌市で信号の復旧訓練 
●ジャニーズ性加害・当事者の会「被害者と対話し救済を」 近く刑事告発の考え
●中央卸売市場で秋サケの初競り 最高値は1キロあたり2万3500円
●金正恩総書記が訪露しプーチン大統領との会談を計画 米紙報道

●きのうのメジャーリーグ
 エンゼルス大谷翔平選手が2年ぶり20盗塁マーク
●きょうのメジャーリーグ
 カブス鈴木誠也選手が自己新の先制15号ソロホームラン
 レッドソックス吉田正尚選手が自身初2試合連続の15号2ランホームラン
●エンゼルス大谷翔平選手が「10日間以内に手術を受ける可能性」米報道
●プロ野球 西武・山川穂高選手が無期限公式試合出場停止処分
●ラグビーW杯日本代表 ベースキャンプで歓迎式典
 リーチ選手「10日チリ戦で勢いをつけることが大事」
●バスケW杯ベスト8決定 世界1位スペインが決勝T進出逃す波乱
●コンサドーレ U18出間思努選手がトップ昇格へ
 あすルヴァン杯準々決勝VS横浜 特別指定・木戸柊摩選手が先発濃厚
●ファイターズ きょうから楽天2連戦

今朝の選曲

【6時台】
M「そのままの君でいて/岡本真夜」

【7時台】
M「ザ・グレート・プリテンダー/フレディ・マーキュリー」

  • 北海道ライブ あさミミ!

あさミミ!アラカルト~八幡淳のスポーツプレゼンス

八幡淳ならではの目線と感覚で
臨場感(プレゼンス)あふれるスポーツの話題をお伝えしています。

今回は「 メジャー史上最高打率 ナップ・ラジョイ 」

アメリカンリーグは1901年に誕生、この年が近代野球元年ともいわれていますが、
この年アメリカンリーグ初の首位打者に輝いたのがナップ・ラジョイさんです。

ナップ・ラジョイさん、本名ナポレオン・ラジョイは
1874年9月5日アメリカ合衆国ロードアイランド州ウーンソケット出身のプロ野球選手で
主に二塁手、一塁手として活躍した。右投右打の選手です。
ラジョイさんは1896年にフィラデルフィア・フィリーズに一塁手として入団。
3年目の1898年から主に二塁手として活躍します。

メジャーリーグのナショナルリーグとアメリカンリーグとの歴史についてですが
元々アメリカメジャーリーグは1850年代後半、ニューヨークスタイルの「ベースボール」が
南北戦争を期にアメリカ北東部を中心に各地で普及し、
アマチュアリーグとなる全米野球選手協会(NABBP)が生まれたことから始まります。
1867年には400以上のチームがメンバーとなり、
1860年代前半には選手の中に報酬をもらって野球をする、
いわゆるプロ選手が登場しはじめていたとされています。

プロ選手に関する正式な規定は1868年に制定され、
1869年結成のシンシナティ・レッドストッキングスは、
プロ選手だけで構成された初めてのプロチームとなり、地方各都市を巡業してその名を馳せます。
その成功をうけ、あとを追うようにプロチームが各都市に次々誕生、
全米野球選手協会はアマチュア組織とプロ組織を分割することになり、
1871年最初のプロ野球リーグ、全米プロ野球選手協会(ナショナル・アソシエーション、NA)が
創設されますがすぐに破綻・・
これらを経た後の1876年、現在まで続くナショナルリーグ (NL) が発足し、
これが最初のメジャーリーグとされています。

このナショナルリーグは所属選手の契約を強制し高額報酬によるライバルリーグへの流出を防ぎ、
これまでは頻繁に起きた優勝を逃したチームの消化試合の中止をなくし
全てのスケジュールを予定通り行うなど、
かつて存在したナショナル・アソシエーションの欠点を改善していきます。
契約に「リーグ間の移籍禁止条項」を設けたことが功を奏し、
ライバルとして登場してきたリーグはいずれも短命に終わります。
そこに、アメリカン・アソシエーションが登場。
入場料をナショナルリーグの半額と安く設定することで
ブルーカラー層(いわゆる製造業・建設業・鉱業・農業・林業・漁業などの業種)
などの受け入れに成功、またナショナルリーグが禁じていた球場での酒類の販売や
日曜日の試合開催なども行って人気を得ます。

すると1884年から1890年にかけてナショナルリーグとリーグ優勝チーム同士の対戦
(現在のワールドシリーズ)が行われるようになりますが、
このアメリカン・アソシエーションも1891年に解体。
解体した2つのリーグにいたチームは1892年にナショナルリーグに統合されましたが、
12球団あったナショナルリーグは1900年から8球団へ統合・削減。
一方でウエスタンリーグというマイナーリーグが1900年にアメリカンリーグ (AL) へと改称し、
ナショナルリーグの球団削減でメジャー球団がなくなった都市へ進出。
翌1901年にアメリカンリーグは自らを「メジャーリーグ」と宣言、
後にシカゴで行われた他のマイナーリーグも交えた会議でアメリカンリーグは
メジャーリーグとして容認され、数多く存在するマイナーリーグを総括する
新しいナショナル・アソシエーションが設立され、今日のメジャーリーグの原型は作られました。

そのアメリカンリーグがメジャーリーグ宣言した1901年、
フィラデルフィアにアメリカンリーグの球団としてアスレチックスが誕生、
オーナー兼監督のコニー・マックがナップ・ラジョイさんと4年で2万4000ドル
(当時は1ドル2円程度といわれていますが、今の円の価値に直し、
1ドル150円で計算すれば27億円程度、1年6億7500万円)の契約を強引に結び、
フィラデルフィア・アスレチックスに移籍しました。
この契約は前年のシーズン終了後にフィリーズとの契約更改で
年俸2500ドルのラジョイの要求をフィリーズが拒んだため、
そこへオーナーのコニー・マックから破格の金額提示でアメリカンリーグに移ったとされています。

しかしそれに激怒したフィリーズは契約の無効を裁判所に訴え、
1901年のシーズン中には判決が下りなかったため、
この年はフィラデルフィア・アスレチックスでプレー。
この時にラジョイは打率.426、145得点、232安打、125打点、14本塁打で
全てアメリカンリーグのトップとなります。
これは近代メジャーがこの1901年から始まったとすれば最初の三冠王であり、
この時残した打率.426は未だにメジャー最高打率として記録が残っています。

翌1902年のシーズンが開幕してから、ペンシルベニア州の裁判所がアスレチックスとの契約を無効として
ラジョイさんにフィリーズに戻る判決を下します。
ただ、アメリカンリーグのジョンソン会長とアスレチックスのコニー・マック監督は
事態を収拾させるため、アスレティックスとの契約をクリーブランド・ブロンコスに譲渡させ、
フィリーズも提訴を取り下げ、結局この年からラジョイさんは
クリーブランドでプレーすることになります。
更に球団は愛称をブロンコスからラジョイさんに因んでクリーブランド・ナップスと改称、
この愛称は1914年まで使用され、インディアンスを経て現在のガーディアンズへとつながっています。

ラジョイさんの全盛期はこのクリーブランド時代。
特に1905年から1916年までアメリカで球聖と呼ばれるタイ・カッブと
アメリカンリーグでしのぎを削り合った姿は語り草で、
特に1910年の首位打者争いは非常に有名となります。
シーズン最終日時点でカッブが509打数196安打で打率.385に対し、
ラジョイさんは打率.376と9厘差。首位打者を確信したカッブは試合を欠場します。

しかし、ラジョイさんはセントルイス・ブラウンズ(現:ボルチモア・オリオールズ)戦のダブルヘッダーで
9打数8安打(最終591打数227安打で打率.384)、遊撃手の失策とされた1打が安打になっていれば
逆転で首位打者というところまで迫ったという首位打者争いです。
ただ・・そのうちの7本は三塁へのバント安打、これは相手チームの
セントルイス・ブラウンズの監督ジャック・オコナーが当時人気の高かったラジョイさんに
タイトルを勝ち取らせるために、三塁手に「後ろに下がってプレーしろ」と命じた結果のもの、
つまり八百長だったわけです。
ただ、こうして話題になればリーグも盛り上がるという
黎明期のアメリカン・リーグの模索が窺えます。
結果、ラジョイさんは3割以上を打ったのがMLB21シーズン中16シーズンで、
1917年にマイナーリーグに落ちした後もインターナショナル・リーグで
151試合に出場し打率.380で42歳で首位打者となるなど打棒は変わらず。
メジャー通算3252安打は14位という記録を持っている選手でした。

毎朝6時半頃は「あさミミ!アラカルト」

月曜日は庭野ほのかの☆いっぺこトーク
新潟県出身の庭野ほのかAN。「いっぺこと」とは、新潟県の方言で『沢山』という意味。
このコーナーを通して“沢山”リスナーの皆さんとお話ができるよう、
庭野AN目線の話題を毎週お届けしていきます!
 
火曜日が「八幡淳のスポーツプレゼンス」
臨場感あふれるスポーツの情報・話題・歴史を紹介していきます!
 
水曜日が「あさミミ☆リサーチ」
毎週ひとつのテーマを設定。皆さんからメッセージをお寄せいただくコーナーになります。
テーマによってはツイッターでアンケートも実施していきます。
 
木曜日が「ナガイの北海道生活研究室」
永井ANがいまリスナーと共有したい「北海道の生活情報」を伝えていきます!
 
金曜日が「北海道応援!あやサポ」
上田あやが北海道で頑張る「ひと」にスポットライトを当て、全力応援していきます!
 

あさミミ家庭菜園企画!続々収穫中!

「あさミミ!家庭菜園企画」
「サッポロさとらんど」の市民農園で
番組用の畑と、上田あやさん個人の畑の二つを借用中。
この夏は「ラディッシュ(はつか大根)」の収穫に成功、
さらに秋の味覚・じゃがいも「きたあかり」収穫にも成功し、
リスナープレゼントさせていただきました!

残るはさつまいも・・・果たしてどうなるのか?!ご期待ください!
 
ぜひ皆さんからの家庭菜園レポートもお待ちしています!
あなたの畑の情報ぜひ教えてください!
 メール asamimi@stv.jp はもちろん、
 ツイッターで #あさミミ家庭菜園 をつけてぜひつぶやいてください!
 
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    あさミミ農園のじゃがいも「きたあかり」!
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    スイカも無事育ち、美味しくいただきました!
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    夏にはパーソナリティ揃ってラディッシュ収穫しました!
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