今朝の放送内容 2月21日 (水)
2024年2月21日(水)
今朝の放送内容
今朝の主なニュース・スポーツ情報
●小樽市・新張碓トンネルで6台絡む事故 車が次々にスリップ
●ジェイ・アール北海道バス 運転手不足で3月から17便を追加減便
●札幌市で転倒搬送が急増 すでに昨年度1.4倍ハイペース
●静岡県・浜名湖男子高校生遺体 傷害や監禁の疑いで少年含む5人を逮捕
●盛山文科大臣の不信任決議案、自公などの反対多数で否決 衆院本会議
●ナワリヌイ氏の母 遺体返してと刑務所前でプーチン大統領に訴える
●新型コロナの公費負担 4月から全面撤廃へ 治療薬に自己負担・入院支援も打ち切り
●安倍派5人衆で初 西村康稔氏が政倫審に出席の意向示す
●ウクライナに亡命の元ロシア軍パイロット、スペインで殺害か 拳銃で撃たれ車にひかれたか
●苫小牧市にグリーン水素拠点 北電とエネオス、出光連携
●苫小牧市がヤングケアラー支援条例制定へ 道内初、早期発見目指す
●国際ハッカー集団「ロックビット」主要メンバー逮捕 日米欧豪当局
●【速報】札幌市中央区のアパートで火事 70代男性が病院搬送 意識なし
●ファイターズ沖縄キャンプ 2軍がサムスンと練習試合 淺間大基選手が3安打4打点
●コンサドーレ熊本キャンプ 鈴木武蔵選手と浅野雄也選手が全体練習に合流
●Bリーグ 今季平均入場者数公表 レバンガは4497人
●ドジャース大谷翔平選手 初「ライブBP」でドジャース第1号ホームラン
●ジェイ・アール北海道バス 運転手不足で3月から17便を追加減便
●札幌市で転倒搬送が急増 すでに昨年度1.4倍ハイペース
●静岡県・浜名湖男子高校生遺体 傷害や監禁の疑いで少年含む5人を逮捕
●盛山文科大臣の不信任決議案、自公などの反対多数で否決 衆院本会議
●ナワリヌイ氏の母 遺体返してと刑務所前でプーチン大統領に訴える
●新型コロナの公費負担 4月から全面撤廃へ 治療薬に自己負担・入院支援も打ち切り
●安倍派5人衆で初 西村康稔氏が政倫審に出席の意向示す
●ウクライナに亡命の元ロシア軍パイロット、スペインで殺害か 拳銃で撃たれ車にひかれたか
●苫小牧市にグリーン水素拠点 北電とエネオス、出光連携
●苫小牧市がヤングケアラー支援条例制定へ 道内初、早期発見目指す
●国際ハッカー集団「ロックビット」主要メンバー逮捕 日米欧豪当局
●【速報】札幌市中央区のアパートで火事 70代男性が病院搬送 意識なし
●ファイターズ沖縄キャンプ 2軍がサムスンと練習試合 淺間大基選手が3安打4打点
●コンサドーレ熊本キャンプ 鈴木武蔵選手と浅野雄也選手が全体練習に合流
●Bリーグ 今季平均入場者数公表 レバンガは4497人
●ドジャース大谷翔平選手 初「ライブBP」でドジャース第1号ホームラン
今朝の選曲
【6時台】
M「愛、とどきますか/和田アキ子」
M「虹/ Aqua Timez 」
M「愛、とどきますか/和田アキ子」
M「虹/ Aqua Timez 」
あさミミ!アラカルト~八幡淳のスポーツプレゼンス
八幡淳ならではの目線と感覚で
臨場感(プレゼンス)あふれるスポーツの話題をお伝えしています。
今回は「 無冠のスプリンター リロイ・バレル 」
スポーツ界には「無冠の帝王」や「シルバーコレクター」という
あまりうれしくない表現があります。これらが意味するのは・・
実力がありながらタイトルや優勝からは見放されている選手。
タイミングやライバル関係など本当に期待されながらも
結果がそれに及ばないということはままあります。
そんな「無冠の帝王」の一人といっていいかもしれないアスリート。
陸上100mで2度も世界記録を出しながら、
世界選手権やオリンピックでは個人での金メダルはついに獲得できなかった、
リロイ・バレルさんは今日が57歳の誕生日。
本名リロイ・ラッセル・バレルさんは1967年2月21日
ペンシルベニア州ランズダウンで生まれます。
実は子供の頃、目の損傷による低視力に悩まされ、
活発な子でありながら、他のスポーツはあまり上手くなかったそうです。
ただ、走ることに関しては非常に優れていて、その実力をめきめきとつけていきます。
そんな中、バレルさんの進路も自然と陸上短距離へと向かっていきます。
この陸上短距離、特に100mといえば、かつて「オリンピックで
金メダルをとるより難しい」といわれたのが、アメリカ代表を決める国内選考レース。
それもそのはずで過去29回行われたオリンピック陸上男子100mにおいて
実に16度の金メダルを獲得しているのがアメリカ代表の選手。
特に1930年代~1960年代は圧倒的で表彰台に2人の選手が登るということは
「当たり前」くらいの感覚でした。
中でも大学生のころから実力を発揮し始めるという選手も多く、
他ならぬバレルさんも22歳の1989年に自身のベスト記録9秒94をマーク、
この時の世界記録は前年の1988年ソウルオリンピック決勝で
カール・ルイスさんが出した「9秒92」。
それにあと0秒02に迫る記録を出したということで、
一躍注目の若手選手としてアメリカでは話題となっていきます。
その世界記録保持者のカール・ルイスといえば1980年代の陸上短距離を席巻した選手です。
1984年のロサンゼルスオリンピックでは陸上100m、200m、4×100mリレー、
走り幅跳びの各競技ですべて金メダルを獲得。
まさに世界の陸上界のトップに君臨していた絶対的なエースです。
そのエースであるカール・ルイスさんに肉薄する記録を出したことで、
そのルイスさんに目をかけられたのがバレルさん。
このころからカール・ルイスさんの練習パートナーとしてトレーニングを行い、
さらに力をつけていきました。
そんなバレルさんが初めて世界記録を出したのが1991年6月14日に行われた全米選手権。
この時に出した記録はルイスさんを0秒02上回る「9秒90」。
いよいよ人類初の9秒8台が期待される素晴らしい記録でしたが、
この記録・・・なんと約2ヶ月後、東京で行われた世界陸上100m決勝で、
持っていた記録を破ったそのカール・ルイスさんが9秒86を出したことで
逆に破られてしまいます。
ただ、この時バレルさん自身もレースに出場していて自己ベストである「9秒88」のをマーク。
銀メダルを獲得していますが、人類初の9秒8台はわずか「0秒02」遅く、
「初」の称号を逃したということになります。
ちなみにこのカール・ルイス優勝の直後に昨日88歳のお誕生日を迎えた
長嶋茂雄巨人終身名誉監督。
当時のテレビ中継のリポーターを務めていて、親交のあったカール・ルイスにスタンドから
「ヘイ!カール!」と強引に話しかけてインタビューした出来事は、
今も長嶋茂雄伝説の一つとして語り草になっている出来事です。
ただ、そんな二人が参加した4×100mリレーでは、アメリカ代表が金メダルを獲得。
世界記録更新者と0秒02に迫る記録の2人がいるんだから、当然の結果だったといえるでしょう。
そんなバレルさんの活躍を見てアメリカの陸上ファンが期待するのは、
翌年スペインバルセロナで行われるバルセロナオリンピック。
バルセロナでの陸上100mには長年練習パートナーとして活動していた
カール・ルイスさんは出場せず。
バレルさんへの期待はますます高まっていきます。
迎えた1992年のバルセロナ五輪。準決勝で9秒97を出し、
全体トップで予選を通過。そしていよいよ迎えた決勝でしたが、
なんと決勝レースではイギリスのリンフォード・クリスティに独走を許し、
まさかの5着に沈んでしまいます。
レース後バレルさんは大の字にトラックに寝転び、自らの敗北を表現する結末となりました。
しかし、バレルさんにあきらめる理由はありません。
なぜなら、次の1996年のオリンピックはアメリカジョージア州アトランタでの
アトランタオリンピック。
20代最後の年に行われるオリンピックに向け再びトレーニングを開始します。
すると1994年に行われたスイス・ローザンヌでの国際陸上競技大会で、
ついにあのカー・ルイスさんの記録を上回る9秒85を記録し2度目の世界記録を達成します。
しかし、1996年母国開催であるアトランタオリンピックの代表には残念ながら選ばれず。
出られなかったアトランタオリンピック陸上男子100m決勝で
金メダルを獲得したジャマイカ出身、
カナダ国籍のドノバン・ベイリーが9秒84を記録。
この瞬間に自身が保持していた世界記録が破られるとともに
1968年に100mに電動計時が導入されて以来、初めてアメリカ人選手以外による
世界記録更新ということにもなりました。
その後1998年に引退を決意、その後はヒューストン大学で陸上のコーチとして
後進の指導に当たることになりました。
個人での記録も短期間でやぶられ、オリンピックでの個人メダルもありませんでしたが、
1994年に記録した100m 9秒85、1992年に記録した200m 20秒12、
そして1989年に走幅跳で記録した 8m37 という自己ベストは今も燦然と輝く記録であり、
また彼の息子であるキャメロン・バレルも2018年の全米学生陸上選手権で
100メートルのチャンピオンに輝き、2017年に9秒93をマーク。
史上初めて親子で100m9秒台を記録し、世界の陸上短距離界に大きな功績を残しました。
ただ、残念ながら息子のキャメロンさんは2019年に26歳の若さで亡くなってしまいます。
その後の詳細は分かってはいませんが、
日本人留学生のコーチングも担当するなど、
彼のイズムを引き継いだアスリートは数多くいるようです。
臨場感(プレゼンス)あふれるスポーツの話題をお伝えしています。
今回は「 無冠のスプリンター リロイ・バレル 」
スポーツ界には「無冠の帝王」や「シルバーコレクター」という
あまりうれしくない表現があります。これらが意味するのは・・
実力がありながらタイトルや優勝からは見放されている選手。
タイミングやライバル関係など本当に期待されながらも
結果がそれに及ばないということはままあります。
そんな「無冠の帝王」の一人といっていいかもしれないアスリート。
陸上100mで2度も世界記録を出しながら、
世界選手権やオリンピックでは個人での金メダルはついに獲得できなかった、
リロイ・バレルさんは今日が57歳の誕生日。
本名リロイ・ラッセル・バレルさんは1967年2月21日
ペンシルベニア州ランズダウンで生まれます。
実は子供の頃、目の損傷による低視力に悩まされ、
活発な子でありながら、他のスポーツはあまり上手くなかったそうです。
ただ、走ることに関しては非常に優れていて、その実力をめきめきとつけていきます。
そんな中、バレルさんの進路も自然と陸上短距離へと向かっていきます。
この陸上短距離、特に100mといえば、かつて「オリンピックで
金メダルをとるより難しい」といわれたのが、アメリカ代表を決める国内選考レース。
それもそのはずで過去29回行われたオリンピック陸上男子100mにおいて
実に16度の金メダルを獲得しているのがアメリカ代表の選手。
特に1930年代~1960年代は圧倒的で表彰台に2人の選手が登るということは
「当たり前」くらいの感覚でした。
中でも大学生のころから実力を発揮し始めるという選手も多く、
他ならぬバレルさんも22歳の1989年に自身のベスト記録9秒94をマーク、
この時の世界記録は前年の1988年ソウルオリンピック決勝で
カール・ルイスさんが出した「9秒92」。
それにあと0秒02に迫る記録を出したということで、
一躍注目の若手選手としてアメリカでは話題となっていきます。
その世界記録保持者のカール・ルイスといえば1980年代の陸上短距離を席巻した選手です。
1984年のロサンゼルスオリンピックでは陸上100m、200m、4×100mリレー、
走り幅跳びの各競技ですべて金メダルを獲得。
まさに世界の陸上界のトップに君臨していた絶対的なエースです。
そのエースであるカール・ルイスさんに肉薄する記録を出したことで、
そのルイスさんに目をかけられたのがバレルさん。
このころからカール・ルイスさんの練習パートナーとしてトレーニングを行い、
さらに力をつけていきました。
そんなバレルさんが初めて世界記録を出したのが1991年6月14日に行われた全米選手権。
この時に出した記録はルイスさんを0秒02上回る「9秒90」。
いよいよ人類初の9秒8台が期待される素晴らしい記録でしたが、
この記録・・・なんと約2ヶ月後、東京で行われた世界陸上100m決勝で、
持っていた記録を破ったそのカール・ルイスさんが9秒86を出したことで
逆に破られてしまいます。
ただ、この時バレルさん自身もレースに出場していて自己ベストである「9秒88」のをマーク。
銀メダルを獲得していますが、人類初の9秒8台はわずか「0秒02」遅く、
「初」の称号を逃したということになります。
ちなみにこのカール・ルイス優勝の直後に昨日88歳のお誕生日を迎えた
長嶋茂雄巨人終身名誉監督。
当時のテレビ中継のリポーターを務めていて、親交のあったカール・ルイスにスタンドから
「ヘイ!カール!」と強引に話しかけてインタビューした出来事は、
今も長嶋茂雄伝説の一つとして語り草になっている出来事です。
ただ、そんな二人が参加した4×100mリレーでは、アメリカ代表が金メダルを獲得。
世界記録更新者と0秒02に迫る記録の2人がいるんだから、当然の結果だったといえるでしょう。
そんなバレルさんの活躍を見てアメリカの陸上ファンが期待するのは、
翌年スペインバルセロナで行われるバルセロナオリンピック。
バルセロナでの陸上100mには長年練習パートナーとして活動していた
カール・ルイスさんは出場せず。
バレルさんへの期待はますます高まっていきます。
迎えた1992年のバルセロナ五輪。準決勝で9秒97を出し、
全体トップで予選を通過。そしていよいよ迎えた決勝でしたが、
なんと決勝レースではイギリスのリンフォード・クリスティに独走を許し、
まさかの5着に沈んでしまいます。
レース後バレルさんは大の字にトラックに寝転び、自らの敗北を表現する結末となりました。
しかし、バレルさんにあきらめる理由はありません。
なぜなら、次の1996年のオリンピックはアメリカジョージア州アトランタでの
アトランタオリンピック。
20代最後の年に行われるオリンピックに向け再びトレーニングを開始します。
すると1994年に行われたスイス・ローザンヌでの国際陸上競技大会で、
ついにあのカー・ルイスさんの記録を上回る9秒85を記録し2度目の世界記録を達成します。
しかし、1996年母国開催であるアトランタオリンピックの代表には残念ながら選ばれず。
出られなかったアトランタオリンピック陸上男子100m決勝で
金メダルを獲得したジャマイカ出身、
カナダ国籍のドノバン・ベイリーが9秒84を記録。
この瞬間に自身が保持していた世界記録が破られるとともに
1968年に100mに電動計時が導入されて以来、初めてアメリカ人選手以外による
世界記録更新ということにもなりました。
その後1998年に引退を決意、その後はヒューストン大学で陸上のコーチとして
後進の指導に当たることになりました。
個人での記録も短期間でやぶられ、オリンピックでの個人メダルもありませんでしたが、
1994年に記録した100m 9秒85、1992年に記録した200m 20秒12、
そして1989年に走幅跳で記録した 8m37 という自己ベストは今も燦然と輝く記録であり、
また彼の息子であるキャメロン・バレルも2018年の全米学生陸上選手権で
100メートルのチャンピオンに輝き、2017年に9秒93をマーク。
史上初めて親子で100m9秒台を記録し、世界の陸上短距離界に大きな功績を残しました。
ただ、残念ながら息子のキャメロンさんは2019年に26歳の若さで亡くなってしまいます。
その後の詳細は分かってはいませんが、
日本人留学生のコーチングも担当するなど、
彼のイズムを引き継いだアスリートは数多くいるようです。
毎朝6時半頃は「あさミミ!アラカルト」
月曜日は「あさミミ流!#(ハッシュタグ)今週の献立」
週の始まり月曜日は、1週間の献立・レシピをリスナーの皆さんのアイディアの下
“あさミミ流”にご紹介していきます!
火曜日は「庭野ほのかの☆いっぺこトーク」
新潟県出身の庭野ほのかAN。「いっぺこと」とは、新潟県の方言で『沢山』という意味。
このコーナーを通して“沢山”リスナーの皆さんとお話ができるよう、
庭野AN目線の話題を毎週お届けしていきます!
水曜日は「八幡淳のスポーツプレゼンス」
臨場感あふれるスポーツの情報・話題・歴史を紹介していきます!
木曜火は「ナガイの北海道生活研究室」
永井ANがいまリスナーと共有したい「北海道の生活情報」を伝えていきます!
金曜日は「北海道応援!あやサポ」
上田あやが北海道で頑張る「ひと」にスポットライトを当て、全力応援していきます!