北海道ライブ あさミミ!

今朝の放送内容 6月14日(月)

2021年6月14日(月)

6月14日(月)

今朝の主なニュース・スポーツ情報

●新型コロナ きのう新規感染者 道内82人 札幌59人
●道の大規模接種会場 予約開始日に遅れ
●道・札幌市 職場接種検討 8月以降に警官や教員らへ
●G7首脳宣言 東京五輪開催支持・中国へ懸念表明
●日韓首脳が初めて対話での会話
●菅首相 不信任案が出た時点で解散するか考えたい
●厚別 自転車と乗用車が衝突事故 ひき逃げで男を逮捕
●旭川医大学長が不正支出か 契約切れ補佐に300万円
●白老で五輪聖火セレモニー
●当麻名産「でんすけスイカ」初競り 札幌で1玉50万円で落札

●ファイターズ 万波がプロ初本塁打
●レバンガ 多嶋 茨城へ移籍
●テニス全仏オープン ジョコビッチが5年ぶり2度目の優勝
●世界柔道 100キロ超級 影浦が優勝
●全日本大学野球 慶応が34年ぶりに優勝
●きのうのプロ野球結果

今朝の選曲

【6時台】
M「モンロー・ウォーク/南佳孝」

【7時台】
M「サマー・クリエイション/ジョーン・シェパード」
  • 北海道ライブ あさミミ!

あさミミ!アラカルト〜八幡淳のスポーツプレゼンス

北海道日本ハムファイターズのスタジアムDJ、
レバンガ北海道のホームゲームMCで培っている八幡淳ならではの目線と感覚で
臨場感(プレゼンス)あふれるスポーツの話題をお伝えしています。
 
今回は 『 けがに泣かされた天才のお話 』

今日6月14日は現役時代度重なるけがに見舞われた前田智徳さんのお誕生日ということで
ケガに泣かされた選手、特に「天才」と呼ばれた選手にもかかわらず、けがに泣いた選手をご紹介します。

まずは今日が50歳のお誕生日という前田智徳さん。
前田さんは県立熊本工業高校から1989年広島東洋カープに
ドラフト4位指名を受け入団した左打ちの外野手です。
高校3年時の甲子園大会後、熊本工業高校には西武ライオンズを除く11球団、
前田さんの自宅にも異例の8球団のスカウトが挨拶に訪れたという注目の選手で、
プロ入り後もルーキーイヤーの1990年6月に1軍デビューし高卒1年目で56試合に出場します。
黙々と打撃を追求する姿から「孤高の天才」と呼ばれ、
後にイチロー選手も「僕のことを天才だという人がいますが、本当の天才は前田さんですよ」
というくらいの存在になっていきます。

そんな前田さん、2年目には早くもレギュラーを獲得し主力選手となり、
カープの中心選手として期待される存在となります。
しかし6年目の1995年、勤続疲労によるアキレス腱の痛みが酷くなり、
ついに5月23日セカンドゴロで一塁へ走塁中、右アキレス腱を断裂する大怪我を負い、
残りのシーズンを棒に振ります。
翌96年も開幕戦に先発出場しますが、足の肉離れにより数試合で離脱。
97年もケガで休養を取りながらの試合出場。
そして98年、この年は開幕からケガもなく打撃も好調で
8月には23度目の猛打賞(1試合3安打以上)を記録、
セ・リーグの記録を46年ぶりに更新する活躍をしたんですが、
その8月15日の試合で、走塁時に左ふくらはぎを痛めて立ち上がれなくなり、欠場。
残りの試合を棒に振ってしまいます。

こんなふうにしてアキレスけん断裂以前と以降ではプレーできる範囲もガラッと変わってしまいました。
ただ、その打撃技術は健在で最終的には2013年までの23年間で2119本のヒットを放ち名球会入りしますが、
いまだに語られるのが「もし、あのケガが無ければ・・」という話です。
もし怪我が無ければ「イチローより先にメジャーに行っていた」「3000本、いや3500本はヒットを打てたはずだ」
「通算打率は歴代1位だ」など、未だにファンの間で語られるケガに泣かされた選手でした。

そして、もう一人野球ファンの間で語り草になっている選手が
現東京ヤクルトスワローズ投手コーチの伊藤智仁さん。
伊藤智仁さんは1970年生まれ今年で51歳。
京都出身で大阪花園高校卒業後は地元の三菱自動車京都に入社。
1991年から2年連続で都市対抗に出場しますが、中でもプロ入りの大きなきっかけとなったのが
1992年のバルセロナオリンピック。野球日本代表に選出され、1大会27奪三振のギネス記録を作ります。
アメリカとの3位決定戦でも先発し、日本の銅メダル獲得に貢献、92年のドラフト会議では
3球団競合の末抽選で結果ヤクルトが交渉権を獲得し入団します。

このバルセロナオリンピック、僕も見ていたんですが
日本人投手でもついにこんな変化球を投げる人が出てきたんだ」という衝撃でした。
この驚きの変化球こそ、後の伊藤智仁さんの代名詞「高速スライダー」。
球界屈指のスライダーの名手に引けを取らない・・いや、それ以上と言ってもいいほどの変化球で
プロでも前代未聞の魔球だったんです。
その魔球ともいえる「高速スライダー」を可能にしたのが、
彼の可動域の広く柔らかい肩関節。
伊藤智仁さんは生まれつきそれらが備わった天賦の才、まさに天才だったわけです。
そんな伊藤智仁さんはプロ1年目、開幕こそ2軍スタートでしたが
4月20日に先発で初登板し7回を10奪三振2失点で勝利投手となると、
150km/hを超えるストレートと真横に滑るような高速スライダーを武器に
投球回を上回る三振を奪い続けます。
6月9日の石川県立野球場での対巨人戦では8回まで無失点、
更にセ・リーグタイ記録である16個もの三振を奪います。
そんな伊藤智仁さんは前半戦だけで7勝2敗・防御率0.91の脅威的な成績を挙げます。

ところが、この肩の柔らかさは反面「ルーズショルダー」動揺肩とも呼ばれ、
肩の関節がはずれやすくなる側面もあります。
可動域の広さに任せて投球の際、大きくテークバックをとりすぎると肩関節が過回転し、
故障につながるということなんです。
今では医学が発達してこうしたことは解明されていますが、
1993年は科学的な見地より先発投手は完投するのが当たり前という精神論の時代。
4月からの2か月半で14試合、全投球数1733球、1試合平均120球を毎週投げ、
時には1試合で198球投げていたんですが…
ついに7月4日の登板中に肩を痛め降板、その年はそれ以降1度も試合で投げることができませんでした。
その後の伊藤さんはケガとの壮絶な戦いを強いられます。

手術を経て97年に一度リリーフで34試合に登板しカムバック賞を受賞しますが、
代名詞の高速スライダーは1年目の鋭さを失っていたそうです。
翌年以降は再び先発に戻り3年で22勝を上げますが99年オフに再び肩を手術、
2001年オフには3度目の手術、2002年の秋季リーグで復帰しますが登板中に肩を亜脱臼し、
オフには球団から引退勧告を受けてしまいます。
ただそれでもその要請を固辞し迎えた2003年シーズン終了後の10月25日、
2軍の練習試合で登板した時、全盛時150km/hを超えていたストレートは最高109km/h。
内野ゴロと2つの四球を与えたところで降板、現役引退となりました。

もし伊藤智仁さんがもう20年遅く生まれていたら、
おそらくメジャーで活躍していたかと思うと惜しい投手でした。

毎日のあさミミ!アラカルト ラインナップ

 毎朝6時30分頃からは、「あさミミ!アラカルト」と題して、パーソナリティが気になる話題、
パーソナリティの個性を生かした“耳をそばだてたくなる話題”をお届けします。

●月曜「八幡淳のスポーツプレゼンス」
 北海道日本ハムファイターズのスタジアムDJ、レバンガ北海道のホームゲームMCで培っている
 八幡淳ならではの目線と感覚で、臨場感(プレゼンス)あふれるスポーツの話題を伝えてます。


●火曜は「奈々子の朝から晩ごはん」

 渋谷奈々子が、季節の「旬の食材」をテーマに毎週1品レシピを紹介します。朝イチからその日の晩御飯(晩酌)に役立つ情報をお伝えします。

●水曜「ナガイの北海道生活研究室」
 アナウンサー生活32年と防災士資格取得で培った知識を活かし、
 いまリスナーと共有したい「北海道の生活情報」を伝えていただきます。


●木曜は「北海道応援!あやサポ!」
 上田あやがこれまでのレポーター経験や取材力を生かし、
 北海道で頑張る「ひと」にスポットライトを当て、全力応援していきます!


●金曜は リスナー参加型企画「あさミミ☆リサーチ」
 いま話題になっている事柄や季節の話題をテーマに、リスナーの皆さんからのメールと
 ツイッターのアンケート機能を使って、道民がいまどう思っているか、どう考えているかを調査していきます。

★放送後はラジオクラウドで配信しています★
 STVラジオ「ラジオクラウド」であさミミ!アラカルトの模様を配信しています。
 アプリをダウンロードの上、ぜひお聴きください♪
 
 

《ツルハ ハッピーライフ 毎日笑顔!》

今週のテーマ「 お父さん・ザ・リアル 」

今週のテーマは、「お父さん・ザ・リアル 」
6月20日(日)は父の日です!
何事にも厳しいお父さんが一瞬だけ見せる可愛さ、
休日はだらけてるお父さんがたまに見せる日曜大工のかっこよさなど
「お父さんのリアルな姿エピソード」お待ちしています!

今朝は…
●私の父は、眼鏡を外してはどこかに置き忘れ、
ほぼ毎日のように「眼鏡どこいった?」っと聞きます。
ある日、いつものように「眼鏡どこいった?」が始まり、
みんなで探しましたが見つからず、ふと父の顔を見ると、
なんと眼鏡をかけているではありませんかぁ!
「その顔についてるのは何よっ!」って、家族みんなで爆笑しました。
それからは、父が眼鏡をなくした時は、まず顔を確認するようになりました!

●私の父は頑固で変わり者。
数年前、お盆に家族が集まった時、
父と妹が「林檎はどの部分が一番甘いか」で喧嘩してました。
喧嘩の原因の超くだらなさに、大の大人がする喧嘩の内容じゃないよなと思いながら
横で聞いていたんですが、しばらく口論が続いた後、インターネットで調べた結果
妹の主張が正しいことがわかり、決着。したかに見えましたが、
なんと数分後、「俺は農家の息子だ。間違っているはずがない。」と言い出した父。
これには私も妹もびっくり。返す言葉も気力も有りませんでした。
もちろん、呆れてです。
私も妹も頑固を自覚していますが
父は更にその上を行っているんだと認識させられた出来事でした。

今週のテーマへのメッセージはこちらまでお寄せください。

メール:asamimi@stv.jp FAX:011-202-7290
ハガキ・手紙: 〒060-8705 『ツルハ ハッピーライフ 毎日笑顔』の係までお寄せください!
★毎週おひとりの方に、豪華花王製品詰め合わせをプレゼント
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