北海道ライブ あさミミ!

今朝の放送内容 5月26日(木)

2022年5月26日(木)

5月26日(木)

今朝の主なニュース・スポーツ情報

●在外投票の制限 最高裁が違憲判決
●KAZU1 きょう引き揚げへ
●母親殴りその後死亡 男を逮捕
●中央区で軽乗用車が歩行者をはねる
●道内感染者2094人 全国3万5千人
●札幌市 4回目ワクチン接種券発送開始
●「骨太方針」人への投資を強化へ
●専門家 感染者数減少傾向に
●米テキサス州の小学校で銃乱射事件
●夕張メロン初出荷 きょう初競り
●中国軍が台湾周辺で演習

●エンゼルス大谷翔平選手 日本時間あす登板予定
●きょうの大リーグ試合予定
●きのうのプロ野球交流戦結果
●プロ野球オールスターゲームは観客制限なしで開催へ
●カーリング日本選手権 フォルティウスがロコソラーレを破る
●世界陸上 2025年東京開催目指し関係者が来日
●コンサドーレ 柏に1-6 守備の変更・生じた乱れ
●ファイターズ ヤクルトにサヨナラ負け 6-7で3連敗 
●春の全道高校野球 北照がベスト4一番乗り
●札幌六大学野球 北大が1部残留確定 北翔大が入れ替え戦へ
●大相撲名古屋場所番付 北青鵬が十両復帰

今朝の選曲

【6時台】
M「ドゥ・ユー・リメンバー・三—/岡崎友紀」

【7時台】
M「ゲット・ラッキー/ダフト・パンク」
  • 北海道ライブ あさミミ!

あさミミ!アラカルト〜ナガイの北海道生活研究室

これまでのアナウンサー生活と防災士資格取得で培った知識を活かし
リスナーの皆さんと共有したい「北海道の生活情報」をお伝えしています。

今回は『 今日は、秋田県民防災の日 』

5月26日は「秋田県民防災の日」。
39年前の今日、1983年5月26日午前11時59分、
秋田県沖を震源とするマグニチュード7.7の大きな地震が発生しました。
これが「日本海中部地震」です。
100人を超える犠牲者のうち秋田県内で80人以上、北海道でも命を失う方がいらっしゃったほど、
広い範囲での大きな被害がありました。
そのほとんどが、「津波被害」だったといいます。

秋田地方気象台のHPから・・
1983年(昭和58年)5月26日11時59分、男鹿半島の北西約70㎞でM7.7の地震が発生し、
東北各地の震度は秋田、青森県深浦、むつなどで震度5となったほか、
北海道から関東・中部・近畿・中国地方にかけての広い範囲で有感となった。    
この地震がのちに震度表示を見直すことにもつながっていく・・
仙台管区気象台は12時14分に東北地方の日本海沿岸と陸奥湾(5区)に「オオツナミ」の津波警報を発表した。

北海道から九州にかけての日本海沿岸で津波が観測された。
津波の第一波 到達時刻は深浦で12時07分、男鹿で12時08分、能代で12時24分、
酒田(山形県)で12時42分等であった。
津波の高さの最大は、能代港で194㎝、酒田で82㎝、深浦で65㎝、男鹿で53㎝、八戸(青森県)で10㎝等であった。
現地調査によると、青森県沿岸から秋田県男鹿半島沿岸にかけては平常時の潮位より5~6m、
北海道奥尻島沿岸では3~4m、佐渡、能登半島、隠岐(おき)の沿岸では2~3mの高さに達した。
また、津波は北海道 太平洋側沿岸、三陸沿岸の一部、オホ-ツク海沿岸の検潮所でも観測された。
さらに、朝鮮半島やソビエト連邦(当時)でも大きな津波災害があったと伝えられている。

この地震は前震および余震を伴った。
最大前震は、5月14日22時29分にM5.0の地震が発生し、最大震度は1(秋田・盛岡)であった。
また、5月22日にはM2.3及びM2.4の地震があった。
最大余震は、6月21日15時25分にM7.1の地震が発生し、
最大震度は4(深浦・青森・北海道江差・森)であった。
この最大余震では、能代・深浦・酒田等で津波が観測された。
この地震・津波により死者104名、家屋の全半壊3,049棟、船舶沈没・流失706隻など大きな被害が生じ、
被害総額はおよそ1,800億円に達した。
この災害は津波による被害が大きかったことが特徴で、被害は日本海沿岸の8道県の広い範囲におよんだ。
また、死者のうち100名は津波によるものであった。
一方、地震による直接の被害は秋田県と青森県に集中し、
死者4名の他、建物・道路・鉄道・堤防等に被害があったが、なかでも各所で地盤が液体状になり、
被害を大きくしたことが注目された。
気象庁はこの地震を「昭和58年(1983年)日本海中部地震」と命名した。

39年前の出来事。
東日本大震災よりも28年前のことですが、当時から今に至るまでのことを思うと、
改めて「防災」について、考えていく必要性を強く感じます。

読売新聞 昭和58年5月27日朝刊の記事・・・
男鹿市の加茂海岸を大津波が襲った時、
浜辺では、遠足に来た北秋田郡の合川南小の四、五年生四十五人が、
引率教諭二人とともに水遊びを楽しんでいた。
付近の人たちの目の前で起った・・・
地元の人でさえ「あんな津波はみたことがない。
防波提の内側がブクブクと温泉のように吹き出したかと思うと、
アッと言う間に海が盛り上って押し寄せてきた」と驚く津波の急襲。
海岸で一部始終を見ていた方は、「私らや地元の古老でさえも津波の経験がなく、
まさか津波が来るとは思わなかった。
結局、この加茂青砂(かもあおさ)海岸で、小学生13人が犠牲になった。
なんとも、言葉にならないほどの大惨事・・。
その後、この日を「県民防災の日」と制定。慰霊碑も作り、毎年、防災の意識を高めてきた。
そして、この28年後起こった「東日本大震災」では、震源は太平洋側ではありましたが、
手元の記録では、秋田県内の死者・行方不明者はいなかった。

さらに、2011年3月、東日本大震災の直後に「日本海中部地震」被害者遺族の方々が、行動を起こしました。
北秋田市の広報記事から・・
日本海中部地震で津波により犠牲になられた遺族の方々が3月29日(火)市役所を訪れ、
東北地方太平洋沖地震(のちに東日本大震災)の被災者支援のため義援金を市長に手渡しました。
日本海中部地震津波で日本中の多くの皆様からいただいた温かいご援助に対し、
少しでもお礼の心を届けたいと遺族7人が、東日本大震災の被災者支援のため義援金を募り、市長に贈呈しました。
贈呈にあたり、市長は「27年前、日本海中部地震で、小学校の遠足で津波にあったご遺族のみなさんが、
当時のことを今でも忘れず、今回の震災を自分のことのように心配されお見舞いをいただき心から感謝します。
当時、日本国内外から合川南小学校に温かい励ましの善意が届けられました。
津波の恐ろしさを知っているみなさんが、気持ちを一つにして届けていただく温かい気持ちに感謝します」
などとお礼を述べました。
「もう28年にもなるが、当時を思い出すと津波の恐ろしさや気持ちがわかる。
当時を振り返ると人とのコミュニケーションが大事」などと当時を思い出しながら話されました。
また、市内の避難所に避難している方々に使ってほしいと採れたてのほうれん草10キロを贈呈しました。
(2011.3.29)

その東日本大震災からもう11年。
語り継ぐ必要性を、改めて感じます。

毎朝6時半頃は「あさミミ!アラカルト」


月曜日は油野純帆ANが担当
「ローカル情報発信!あぶらのチェック」
北海道生活が2年目の油野AN。179市町村のことをもっと知りたい!という
好奇心から、その週にピッタリのご当地情報を紹介する超ローカルコーナーです。
 
火曜日が「八幡淳のスポーツプレゼンス」
臨場感あふれるスポーツの情報・話題・歴史を紹介していきます!
 
水曜日が「あさミミ☆リサーチ」!ですが、少しマイナーチェンジします。
毎週ひとつのテーマを設定。皆さんからメッセージをお寄せいただくコーナーになります。
テーマによってはツイッターでアンケートも実施していきます。
 
木曜日が「ナガイの北海道生活研究室」
永井ANがいまリスナーと共有したい「北海道の生活情報」を伝えていきます!
 
金曜日が「北海道応援!あやサポ」
上田あやが北海道で頑張る「ひと」にスポットライトを当て、全力応援していきます!
 
 
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