北海道ライブ あさミミ!

今朝の放送内容 6月14日(火)

2022年6月14日(火)

6月14日(火)

今朝の主なニュース・スポーツ情報

●国税職員らによる給付金詐欺 主犯格の男を逮捕
●侮辱罪厳罰化 改正刑法が成立
●山菜取りで遭難相次ぐ 石狩・滝上
●旭川の国道で軽乗用車に歩行者はねられる
●ウクライナ避難民向けの新支援基金設置
●赤潮被害 道が対策案提示
●道内感染者536人 全国7956人
●氾濫危険情報 予測段階で発表
●「でんすけすいか」初競り 1玉50万円
●「さっぽろオータムフェスト」9月開催へ

●きのうの大リーグ エンゼルス大谷翔平選手は出場せず
●プロ野球交流戦 MVPにヤクルト村上宗隆選手が受賞
●プロ野球中日・根尾昴選手が投手転向へ
●アメリカ女子ゴルフ・ショップライトLPGAクラシック
 畑岡奈紗選手6位 渋野日向子選手17位 古江彩佳選手42位
●サッカー日本代表 キリン杯きょうチュニジア戦
●コンサドーレ スパチョーク選手がきょう合流
●ファイターズ ドラ9上川畑大悟選手が打で存在感

今朝の選曲

【6時台】
M「長く短い祭/椎名林檎」

【7時台】
M「ハッスル/ヴァン・マッコイ」

  • 北海道ライブ あさミミ!

あさミミ!アラカルト〜八幡淳のスポーツプレゼンス

八幡淳ならではの目線と感覚で
臨場感(プレゼンス)あふれるスポーツの話題をお伝えしています。

今回は『 プロ野球が変わった日・・オリックス・近鉄合併騒動 』

18年前の6月13日は、プロ野球の在り方が問われる騒動の発端が報じられた日でした。
それが、当時の大阪近鉄バファローズの親会社である近鉄グループの経営難により、
オリックスと近鉄の合併構想・・(近鉄の球団保有権をオリックスへ売却した上で統合)が
新聞報道により表面化しました。
ただ、これに対し労働組合・日本プロ野球選手会と野球ファンが、
両球団のオーナーや経営陣に対し、あまりの唐突さに猛烈な反発を見せる、という事態に発展していきます。

そもそも、それまでのプロ野球の球団経営は決して健全であるとは言えませんでした。
特にパ・リーグ所属球団にとっては親会社からの補填に「おんぶにだっこ」のような感じで、
いくらお客さんが入っていなくても「お構いなし」の状況で、経営状態は毎年「赤字は当たり前」
一方セ・リーグはというと、人気のジャイアンツがいるおかげで
ジャイアンツ戦だけはテレビの全国放送があるのでその放映権と、
ジャイアンツ戦の入場料があるので何とかやっていける状況でした。
そんな中で降って沸いたこの「合併騒動」をきっかけに、プロ野球は大きく変わっていくことになります。

そもそも、近鉄という球団は元々プロ野球球団を保有する体力が十分にあるという球団ではありませんでした。
昭和年間、関西には私鉄会社が保有する球団が、南海・阪急・近鉄と3つもひしめいていて、
各球団ともなかなか特色を出せずにいました。
特に南海・阪急はそれぞれ大阪難波駅前、
阪急神戸線西宮北口駅前という超一等地に球場があったのにも関わらずお客さんは閑古鳥。
私鉄が球団を持つうまみは沿線住民に経営するデパート、
それから遊園地や野球場に自社の鉄道を使って行ってもらうことに最大の利点があります。

例えば現在の埼玉西武ライオンズは西武鉄道が運営母体ですが、
沿線住民の方は池袋にある西武デパートに行くのも、ベルーナドームに行くにも、
西武園遊園地に行くにも西武池袋線から西武狭山線、もしくは西武山口線を主に使わなければいけません。
ところがこの頃の近鉄は、1997年から同年開業した当時の大阪ドームに本拠地を移していたんですが、
現在の京セラドーム、アクセスは近鉄線の他阪神電鉄、JR、地下鉄中央線、御堂筋線、
長堀鶴見緑地線とアクセスが良すぎて、全然近鉄にうまみが無い状態でした。

そして、更にパ・リーグでは、福岡ダイエーホークスの親会社だったダイエーが経営危機に直面、
西武ライオンズの親会社である西武鉄道でもグループ内での不正経理が発生するなど、混乱が生じていました。
そこでパ・リーグは人気のあるセ・リーグ球団からの救済を求めるようになり、
一部球団オーナーにより、球団数を大幅に削減した8~10球団で、
1リーグ制にするという流れが急速に進んでいきます。

ただ、こうした動きは球界の独占的な支配を図っていると一般からは見なされ徐々に反発が強まっていくと、
日本プロ野球選手会・当時の古田敦也選手会長は、経営陣との対話を求めようとします。
しかし、7月8日、当時の渡邉恒雄読売ジャイアンツオーナーが、
「古田選手会長が(球団)代表レベルだと話にならないんで、
できれば、オーナー陣といずれ会いたい」と発言したことに対し
「無礼なこと言うな。分をわきまえなきゃいかんよ。たかが選手が」と発言。
この発言で選手会とファンは、ますます合併推進派に対する反発を強め絶対12球団維持、
選手側支持となり問題は野球界のみならず政界・経済界・労働界までも巻き込む事態となっていきます。

それでも、近鉄の経営難が解消される訳はなく、合併話だけが進んでいきます。
選手会は「2リーグ12球団維持」、翌2005年からの新規球団参入を求め、
日本野球機構と数度の交渉を持ったものの、確固たる約束を得ることができず、
ついに9月18日・19日の2日間にわたって日本プロ野球史上初のストライキを決行。
その日予定されていた試合がすべて中止されるという前代未聞の事態へと発展していきました。
ただ、この後行われた両者の交渉で、新規参入の確約をはじめとした合意を得ることができます。

この新規参入では、かねてより近鉄買収に名乗りを上げていたライブドアと、
ライブドアに続く二番手として名乗り出た楽天とが競う形となります。
この時、近鉄買収を名乗り出た当時のライブドア社長が堀江貴文さんでした。
ですから、当時はライブドアがどんな企業かも初めて知りましたし、
堀江さんが急に近鉄の応援グッズを身につけて大阪ドームに現れた映像なんかを見て
「誰?この人?」というのが当時の空気だったことをよく記憶しています。

結局、顛末としては健全な経営が行われていると見なされた楽天が新規加入を認められ、
プロ野球界では50年ぶりとなる新球団・東北楽天ゴールデンイーグルスが誕生。
近鉄バファローズとオリックスブルーウェーブは合併となり
オリックスバファローズが誕生するということになりました。
更に、2004年はこれらの問題のみならず、自由獲得枠選手の獲得に関わる金銭不正授受問題で
巨人・阪神・横浜3球団のオーナー及び阪神球団社長が辞任、
西武鉄道グループの不正経理問題での西武ライオンズ・堤オーナーが辞任、
ダイエーホークスがソフトバンクへ売却され、福岡ソフトバンクホークスが誕生するなど
混乱を極める球界大改革の分岐点となりました。

ただ、この混乱を機にプロ野球界、特にパ・リーグはファンサービスに積極的になっていきます。
現在では当たり前になっていますがインターネットでパ・リーグ主催全試合の無料配信を始めたり、
ちょうどこの頃から特別ユニフォームを着用して、それを来場者全員にプレゼントしたり、
何よりこの翌年2005年からは「セ・パ交流戦」が始まりました。

そのファンサービスを選手として先頭に立ってやっていたのが、BIGBOSSこと、当時のSHINJO選手。
あのストライキで中止になった次の試合では
札幌ドームでのダイエー戦試合前のノックにゴレンジャーの被り物で登場。
メンバーにはSTVラジオでもおなじみの森本稀哲さん、坪井智哉さんもいました。
なによりその試合は乱打戦で、9回表終了時点で9-12の3点差、
追うファイターズは9回裏怒涛の攻撃で3点を奪い同点、尚も満塁で打席にはSHINJO。
甘く入った球を強振すると打球はレフトへ、ぐんぐん伸びて何とホームラン!
しかし!あまりに劇的なホームランに興奮した1塁ランナー田中幸雄さんが
1,2塁間でSHINJOさんに抱き着きます!
すると、抱き着く勢い強すぎてくるッと一回転!前の走者を追い越したということでSHINJOさんアウト!
ただ、1塁は回っていたので記録はレフトスタンドへのシングルヒット!
1点だけ入ってなんとか13-12でサヨナラ勝利という・・
脚本家でも描けないような劇的な試合で、
最大限のファンサービスをしたというオチのついた試合でした。

今やファンサービスは当たり前ですが、
その分岐点は18年前の6月13日の出来事だったということは間違いないでしょう。

毎朝6時半頃は「あさミミ!アラカルト」

月曜日は油野純帆ANが担当
「ローカル情報発信!あぶらのチェック」
北海道生活が2年目の油野AN。179市町村のことをもっと知りたい!という
好奇心から、その週にピッタリのご当地情報を紹介する超ローカルコーナーです。
 
火曜日が「八幡淳のスポーツプレゼンス」
臨場感あふれるスポーツの情報・話題・歴史を紹介していきます!
 
水曜日が「あさミミ☆リサーチ」!ですが、少しマイナーチェンジします。
毎週ひとつのテーマを設定。皆さんからメッセージをお寄せいただくコーナーになります。
テーマによってはツイッターでアンケートも実施していきます。
 
木曜日が「ナガイの北海道生活研究室」
永井ANがいまリスナーと共有したい「北海道の生活情報」を伝えていきます!
 
金曜日が「北海道応援!あやサポ」
上田あやが北海道で頑張る「ひと」にスポットライトを当て、全力応援していきます!
 
 
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STVラジオ60周年