第732回『Concerto col Quartetto da Muroia 2018 を振りかぶって』
第732回『Concerto col Quartetto da Muroia 2018 を振りかぶって』
はぁい、昨年10月末からの弦楽四重奏とのコンサートツアー
【Concerto col Quartetto da Muroia 2018】は、先日1月5日(土)
の東京公演で全日程を楽しく終了しました。各地観に来ていただけた皆さま、
ありがとうございました。
振りかぶりながらの1時間です。よろしくおつきあいください。
M1. キリギリス / KAN < la RINASCENTE < 2017
選曲最終段階で『まゆみ』か『キリギリス』か迷っていて、
弦奏者の4人に聞いてみたところ、『キリギリス』のほうが
“やってる感”がある、ということになり決定しました。
うん、やはりこの曲やってよかったと思います。
M2. カレーライス / KAN < la RiSCOPERTA < 2018.10.10
私のピアノとバイオリンの徳永友美さん、
ビオラの島岡智子さんとの3人での演奏です。
M3. Blackbird / The Beatles < The Beatles < 1967
オリジナルはアコースティックギター1本のこの曲を、
バイオリンの室屋光一郎さん、チェロの奥泉貴圭くんの
2本だけで演奏するのは、伝わりづらいながらもかなりの
チャレンジでした。
M4. Menuett für Frau Triendl / KAN < la RINASCENTE < 2017
弦楽四重奏との演奏は、最初は新鮮だと思いますが、
基本ずっと同じ編成での動きのないステージなので、
後半になるとどうしても慣れてしまうのではないか、
“慣れる”とは“飽きる”の一歩手前ではないか、と考えて、
コンサートの中盤で“編曲”とは実際どのように進めていくのかを、
細かく具体的に説明する時間を設けました。これにより、
お客さまそれぞれがその後の演奏を見聴きするなんらかの
ポイントができれば、より立体的に演奏を楽しめるのではないか、
という考えでそうしましたが、どうだったんでしょう?
M5. Home / 和田唱 < 地球 東京 僕の部屋 < 2018.10.24
福岡と東京最終公演にはTRICERATOPSの和田唱くんがゲストに
登場してくれました。まず私の『プロポーズ』をピアノと
弦四をバックに熱唱してもらい、TRICERAの『SHOUT!』を
弦のみでチャレンジ演奏し、そして、唱くんのソロアルバムから、
唱くん自身の編曲でこの曲を演奏しました。
M6. Back in the U.S.S.R. / KAN < la RiSCOPERTA < 2018.10.10
私の弦編曲史上最大のチャレンジ曲。福岡と東京最終公演では、
歌い出そうとする私のマイクを、袖から走りこんで来た唱くんが
奪い取って歌います。
M7. QUANDO / Neri Per Caso < Le Ragazze < 1996
今ツアーの開演前・終演後の会場アナウンスは、大阪のFM802でDJを
やっているイタリア人と日本人のハーフの野村雅夫くんがイタリア語で
録音してくれました。そんなこともあり、開演前・終演後ともに会場の
BGMはイタリアのポップスにしました。開演前はLOSTというバンドの
アルバム『Allora Sia Buon Viaggio』。終演後はNeri Per Casoのこの曲でした。
というわけで、私的には今やりたいことをやりたいようにできた楽しいツアーでしたが、
皆さまはお楽しみいただけたでしょうか。
これで、2017年秋のBAND TOURから2018年に入ってYAMA-KAN、で、
弾き語りばったり、【la RiSCOPERTA】を作って出してツアー、
という大きな流れが集結しました。
さて、これからどうしましょうか。そろそろ新しいものを作らなきゃなぁ、
という雰囲気に包まれていることに気づかぬふりをするには限界が見えてきた
気がしますので、考えます。
ってことでしばらく空きますが、次のライブは3月2日(土)、Z
EPP SAPPOROでの【STVラジオ LIVEくれよん 2019】です。
今回は私KANと佐藤竹善さん! そして、菅原龍平・見田村千晴
・武田英祐一(THE武田組)・伊藤健太(Bass)・あらきゆうこ(Drums)
というメンバーで、おもしろいステージを作ろうと思ってます。
http://www.stv.jp/radio/event/live904/index.html
BAND LIVE TOUR 2017【恋するチンクワンタチンクエ】の
LIVE DVDも好評発売中です。
すべての詳細は私のオフィシャルサイト【www.kimuraKAN.com】を
チャック上げ下げしてみてください。