●きょうからマスク着用ルール緩和　屋外・屋内ともに個人の判断で
●道内感染者２１８人　全国６９８５人
●札幌・薄野交番のガラス割られる　２０代の男逮捕
●福岡の老舗旅館「大丸別荘」前社長が死亡　自殺か
●おとといＪＲ上野幌駅で停電　千歳線が一時運転見合わせ
●宇宙飛行士・若田光一さん　ＩＳＳから地球に帰還
●東日本大震災から１２年　高校生が防災イベントを企画
●きょうから米韓軍事演習　北朝鮮側は強く反発か
●藤井五冠が「王将戦」初防衛　七冠達成にも期待
●ＪＲ札沼線「ロイズタウン駅」開業１年　記念ツアー開催
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●ＷＢＣ侍ジャパン　１次ラウンド４戦全勝で１位突破
　１６日・準々決勝イタリア戦にＷエース投入へ　大谷翔平選手からダルビッシュ投手の看板リレー
●大相撲春場所　一山本は黒星、北青鵬は白星発進
●バスケ天皇杯　千葉が琉球を８７－７６で破り４大会ぶり４度目の優勝
●国内女子ゴルフ・明治安田生命レディス　
　吉本ひかる選手がツアー初優勝　古江彩佳選手・小祝さくら選手が３位
●ＩＨアジアリーグプレーオフ　
　レッドイーグルが２連勝で決勝進出　クレインズはアニャンに連敗で敗退
●コンサドーレ　昨年王者・横浜に２－０で今季初勝利　
　小柏剛選手が復帰２戦目で待望初ゴール　小林祐希選手がダメ押し
●スピードスケート高木美帆選手が帰国　初の個人活動シーズン終え「後悔は一度もなかった」
●バレーボールⅤ２リーグ　
　ヴォレアスが２位富士通下し９連勝　連覇王手・入れ替え戦へ
●ファイターズ・オープン戦　オリックスに４－２で勝利　
　上原健太投手が４回４安打１失点の快投

【5時台】
M「約束の橋/佐野元春」

【6時台】
M「AS TIME GOES BY / hiro 」

【7時台】
M「シンフォニー/クリーン・バンディット」

北海道生活2年目の油野純帆ANが、179市町村のことをもっと知りたい！という好奇心から、
道内のご当地情報を紹介する超☆ローカルコーナーです！！

今回は北海道の馬・ドサンコの乗馬体験ができる場所　「　標茶町　」

標茶町は、日本有数の馬産地として栄えた歴史を持っていて、乗用馬文化が息づく町。
1908年（明治41年）、旧満州（現中国東北地方）やシベリアの氷点下30度にもなる
厳しい寒さに耐えられる強い軍馬を育てる目的で「軍馬補充部川上支部」が標茶町に発足。
それにより、町内で馬の飼育頭数が増え、
終戦の1945年には3775頭が飼育されるまでになり、標茶町の経済を支えました。

このような軍馬の生産から続く乗用馬文化と美しい自然を組み合わせた
「馬を核とした地域づくり」を目指そうと、
標茶町では2017年から官民連携の「道東ホースタウンプロジェクト」がスタート。
「道東ホースタウンプロジェクト」では、馬を“架け橋”に、
馬と人と地域をつなぐプロジェクトを目指して、
引退した乗用馬を町内の牧場で預かり「ついのすみか」とする事業や
ホーストレッキングツアーの開発などが進められています。
そのほかにも町内の厩舎のあるホテルなどで馬と触れ合える宿泊施設の計画も進められています。

その取り組みの中の１つが、去年11月に開業した「どさんこＲａｎｃｈ（ランチ）」
「どさんこＲａｎｃｈ」のＲａｎｃｈは、
アメリカのカウボーイが馬を使った農場のことをＲａｎｃｈということから名づけられています。
標茶駅から車で１０分ほどのところにあり、
ドサンコの乗馬体験やトレッキングを楽しめる施設となっています。

ドサンコは北海道を中心に飼育されている日本在来種で、
体の高さは125㎝-135㎝ほどと小さく、実はポニーに分類される可愛らしい馬です。
しかし、小さいながら、厳しい自然の中での原始的な生活で鍛えられた丈夫な体質、
原野を走り回る強靭な体力を持ち合わせていて
体重は350㎏-400㎏程度とサラブレッドに迫ることもあり、小さくてもガタイがよいのが特徴です。

そんな「貴重なドサンコを将来の子どもたちに１００年後も残せるような場所にしたい」と
標茶町の元地域おこし協力隊の小浜さん夫妻が「どさんこＲａｎｃｈ」をスタートさせました。
小浜さんは高校生の時にドサンコに乗馬をして、小柄なのに力があるドサンコの魅力の虜に。
その後、千葉県の乗馬クラブで働いていたところ、
標茶町が馬に関わる地域おこし協力隊員を募集しているのを知り、
2018年に移住してきました。

ドサンコは頑固で我が強い性格。
お仕事を任せても途中で放棄してしまうことがあるなど、気難しい性格なことに加え、
体が小さいドサンコはさしが入っていて脂乗りが良いため、
乗馬用ではなく食用になっていることが多いということで、
ドサンコたちがいなくなってしまわないよう保護をするために「どさんこＲａｎｃｈ」を開業。

現在は５頭のドサンコを飼育していて
茶色の栗毛や黒色の青毛、さらに真っ白な白毛がいます。
どの子もつぶらな瞳と艶のある毛並みで、美しさと可愛さを兼ね備えたまさに二刀流！
今の時期は茶色や黒色の毛並みのお馬さんたちですが、
春や夏にはところどころ白色の毛がみられる粕毛になるということで、
訪れる時期によって違った姿を見られるということです。
そして、先月赤ちゃんが生まれたそうです！
真っ黒の毛並みの赤ちゃんは、生まれる瞬間まで、
お母さんがご飯の食べ過ぎでお腹がポッコリしているだけで、
赤ちゃんがいることに気が付かなかったそうです。

人に興味深々で近寄ってくるけれど、触ると怒ってしまうそうですが、
そんなツンデレな姿も今なら見ることができます！
また、場内ではドサンコたちの引き馬（２千円）や乗馬体験（４千円）、
場外へ行くトレッキング（１万２千円）などを体験できます。

ドサンコは体の高さが低いことに加え、片側の足を2本一緒に前に出す独特な歩き方（側帯歩）をするので、
乗馬初心者に向いているということです！
右手と右足を同時に出しながら歩くようなロボットみたいな動きで歩くため、
通常は手と足がバラバラに動いて、上下に揺れるところ、早く歩いても横に揺れるため、
上に載ってもバランスがとりやすく落ちる心配も少ないということです！
そのため、ドサンコは丸太やお米などを積んで荷物の運び出しを行うこともあるそうです。

そんな初心者も大歓迎のドサンコトレッキングでは、
「どさんこＲａｎｃｈ」のすぐ近くにある釧路川周辺の緑を感じながら楽しむことが出来ます。
釧路川の脇を眺めながら進んでいると白鳥を見られることがあるほか、
今の時期は野生の鹿が踏み固めた安全な道をたどりながら進んで行くということです！

乗馬やトレッキングの予約の電話番号は０１５・４８６・９５０２です。
または「どさんこＲａｎｃｈ」のインスタグラムに掲載されているHPからも
予約ができますのでぜひチェックしてみてください！

「馬のマチ」標茶町へ、愛らしいドサンコたちに会いに行ってみてはいかがでしょうか？