今朝の放送内容 4月18日(火)
2023年4月18日(火)
今朝の放送内容
今朝の主なニュース・スポーツ情報
●岸田総理演説前に“爆発物” ライターで火をつけ投げ込んだか
●海上自衛隊が新たに隊員とみられる2人を引き揚げ 陸自ヘリ事故
●G7外相会合・2日目 厳しい対露制裁と強力なウクライナ支援継続で一致
●去年8月の札幌多重事故 80歳女を書類送検「踏み間違えた」
●小型観光船の安全点検 知床の事故をうけ強化
●民家の玄関先で会社員の男性死亡 殺人事件として捜査 宮城・柴田町
●NNN世論調査 内閣支持47%に回復 7か月ぶり不支持を上回る
●道内感染者163人 全国3379人
●大成建設 社長ら減給処分 札幌のビル数値改ざんで
●痴漢や盗撮被害 女性や子どもたちに注意を呼びかけ JR札幌駅
●きのうのメジャーリーグ
カージナルス・ヌートバー選手が今季初ホームラン
エンゼルス大谷翔平選手 連続試合出塁は「36」で止まる
パドレス・ダルビッシュ投手 7回12奪三振1失点も今季初勝利ならず
●きょうのメジャーリーグ
エンゼルスがレッドソックスに5-4で勝利 連敗3でストップ
大谷翔平選手は2回無安打1失点&5打数2安打
吉田正尚選手は4打数無安打
●NBAレイカーズ プレーオフ1回戦初戦勝利
八村塁選手が35年ぶりチーム最多タイ記録の29得点
●エスポラーダ北海道 新監督に嵯峨祐太氏 きょう正式発表
●スピードスケート高木美帆選手が記者会見 「ミラノ五輪目指す」明言
●陸上やり投げ・北口榛花選手が記者会見 今季は「昨季以上の成績を」
●ファイターズ きょうからロッテ・楽天6連戦 きょう先発は金村尚真投手
●海上自衛隊が新たに隊員とみられる2人を引き揚げ 陸自ヘリ事故
●G7外相会合・2日目 厳しい対露制裁と強力なウクライナ支援継続で一致
●去年8月の札幌多重事故 80歳女を書類送検「踏み間違えた」
●小型観光船の安全点検 知床の事故をうけ強化
●民家の玄関先で会社員の男性死亡 殺人事件として捜査 宮城・柴田町
●NNN世論調査 内閣支持47%に回復 7か月ぶり不支持を上回る
●道内感染者163人 全国3379人
●大成建設 社長ら減給処分 札幌のビル数値改ざんで
●痴漢や盗撮被害 女性や子どもたちに注意を呼びかけ JR札幌駅
●きのうのメジャーリーグ
カージナルス・ヌートバー選手が今季初ホームラン
エンゼルス大谷翔平選手 連続試合出塁は「36」で止まる
パドレス・ダルビッシュ投手 7回12奪三振1失点も今季初勝利ならず
●きょうのメジャーリーグ
エンゼルスがレッドソックスに5-4で勝利 連敗3でストップ
大谷翔平選手は2回無安打1失点&5打数2安打
吉田正尚選手は4打数無安打
●NBAレイカーズ プレーオフ1回戦初戦勝利
八村塁選手が35年ぶりチーム最多タイ記録の29得点
●エスポラーダ北海道 新監督に嵯峨祐太氏 きょう正式発表
●スピードスケート高木美帆選手が記者会見 「ミラノ五輪目指す」明言
●陸上やり投げ・北口榛花選手が記者会見 今季は「昨季以上の成績を」
●ファイターズ きょうからロッテ・楽天6連戦 きょう先発は金村尚真投手
今朝の選曲
【5時台】
M「あんたのバラード/ツイスト」
【6時台】
M「いるよ/遊助」
【7時台】
M「アップ/シャナイア・トゥエイン」
M「あんたのバラード/ツイスト」
【6時台】
M「いるよ/遊助」
【7時台】
M「アップ/シャナイア・トゥエイン」
あさミミ!アラカルト〜八幡淳のスポーツプレゼンス
八幡淳ならではの目線と感覚で
臨場感(プレゼンス)あふれるスポーツの話題をお伝えしています。
今回は「 スポーツ界の発明 」
4月18日は「発明の日」。
1954年(昭和29年)、特許庁と現在の文部科学省が
産業財産権制度の普及・啓発を図ることを目的に「発明の日」を制定。
スポーツ界で発明された様々な道具、
それによる記録の変遷と規制があります。
古くから行われている陸上競技でも、道具、用具の性能の進化が
記録に影響を与えたものがあります。
それが棒高跳びです。棒高跳び、黎明期は木製のポールでした。
当然弾力性に乏しく、大きな記録の向上は望めません。
第1回近代五輪の1896年アテネ大会の優勝記録は3m30cmという記録が残っています。
その後、20世紀になって木よりも軽くて折れにくい竹製ポールが主流となり、
日本の西田修平さんと大江季雄さんがそれぞれ銀メダルと銅メダルを獲得した
1936年ベルリン五輪の優勝記録は4m35cmにまで伸びます。
そして1960年以降にグラスファイバー製のポールが登場・普及すると、
世界記録も急激に伸びます。
さらに進化を経て、カーボンファイバーが使われている現代、
最新世界記録はスウェーデンのアルマンド・デュプランティス選手が
2023年2月25日に室内競技会で樹立した6m22cm。
第1回のオリンピックから+3m近い高さを飛び越えている状況です。
このように「道具の進化」は記録に影響を及ぼしますが、
近年は道具が進化しすぎたために規制せざるを得ない状況も増えてきました。
最も身近なのは「厚底シューズ」ではないでしょうか。
ナイキ社の厚底シューズ「アルファフライシリーズ」2016年の発売以来、
改良を加えたモデルが登場するたびに性能がアップしてきました。
その効果はすさまじいもので、十分なトレーニングを積んだランナーが使用すれば、
ほぼ確実に速くなるという魔法のシューズ。
しかも、誰でも約3万円で購入できる市販品でこの頃瞬く間に市民ランナーにも浸透。
2020年正月の箱根駅伝では、出場210選手のうち約85%がナイキの厚底シューズを着用、
区間新が続出なんてこともありました。
これらを受け、世界陸連は2020年、ソールの厚さは4センチ以内、
反発力を生むプレートの使用は1枚までなどの規制をかけるという事態になりました。
そして、こうした問題が一番顕在化したことで有名となったのは
高速水着「レーザーレーサー」の登場ではないでしょうか。
レーザーレーサーは北京夏季五輪を控えた2008年、
水泳界に登場「魔法の水着」と呼ばれた水着です。
ラバーやポリウレタンでできた特殊加工の競泳用水着で縫い目がなく、
体全体を締めつけるというスーツ型の水着で、
イギリスのスピード社が米航空宇宙局(NASA)の協力を得て開発し、
体をスーツ内に押し込んで水の抵抗を極限まで減らして浮力が生まれるという構造で、
この水着を着るのに30分~1時間もかかると言われ、話題となりました。
これで困ったのが、他のメーカーと契約している選手たち。
特に、当時の日本には平泳ぎで圧倒的な強さを誇った北島康介さんがいましたが、
北島さんは当時ミズノ社と契約していてスピード社のレーザーレーサーは
契約上着用できない立場でした。
ただ、当時あまりにスピード社のレーザーレーサーを着用した選手が記録を塗り替え続けたため、
日本水泳連盟も、2008年の北京夏季五輪で日本代表選手が着用する水着について、
ミズノ、アシックス、デサントの国内3メーカーに限定せず、
どのメーカーの製品でも選手が自由に選択できる「オープン化」を決めます。
更にミズノは日本水連の発表後、「北島選手が最終的に他社の水着を選択した場合は
違約金はなしで許容する」という声明まで発表する事態となりました。
その結果、平泳ぎ100m、200m、の決勝で金メダルを獲得。
100mを終えた際のインタビューで北島さんが「何も言えねぇ」と発言したインタビューは
様々な思いがあってというのは想像に難くありません。
しかし、その後、日本を含めた他社も参入し、過剰な開発合戦の様相を呈してきたため、
2010年に水着のルールを改正。
全身をポリウレタンで覆った水着やラバー水着を禁止し、
素材の厚さを最大1ミリとして浮力の効果を1ニュートン以下とするなど
具体的な新規定が作られ、事実上の高速水着の禁止となります。
ただ、現在の競泳世界記録を見てみると、一部を除き
水着ルール改正後の記録がほとんどを占めていることから、
アスリートの進化が道具のそれを上回り更に進化を続けていると言えるでしょう。
同じように道具の発明によって記録が次々と塗り替えられながら、
それが禁止とならなかった競技もあります。
それがスラップスケートです。
スピードスケートで1998年長野冬季五輪前に急速に普及したのがスケートで、
かかと部分のブレード(刃)が靴底に固定されず、
けり出すと刃が靴から離れてバネで戻る画期的な仕組みのスケート靴。
かかとを固定した従来型と比べて刃が氷の上に接する時間が長くなって、
減速を抑えて効率的な滑りができるものでした。
このスラップスケートも、バネの存在が
推進力の補助になっているのではないかと米国などから抗議があり、
禁止も含めて検討された時期がありました。
ただ、国際スケート連盟は刃が氷上を滑走し続けている点などを踏まえ
「技術の進歩で規則の範囲。バネが機械的な助力になることはない」との見解で
使用を許可したという歴史がありました。
その意味でいえば、陸上短距離のトラック素材やシューズの進化は
アスリートがより速く走るために同時に進化していったということも言えるでしょう。
その点でいえば体操競技もそれにあたるかもしれません。
1972年のミュンヘン五輪で、日本の塚原光男さんは鉄棒の下り技で、
2回宙返りとひねりを組み合わせたムーンサルト(月面宙返り)を国際舞台で初披露。
当時は「人間業ではない」と世界中から称賛されたが
現代では中学生でもできる技になってしまいました。
これも現代の鉄棒はミュンヘン大会の頃よりも位置が高く、
よく“しなる”ようになったことが一因と言われていますし、
体操競技でいえば床のマットも現代のものは柔らかく、
スプリングが入って当時より良く弾むおかげで、反動も使えるようになっています。
これも、アスリートがより高度な技を求めて体力を向上させ、
技術を磨き上げて演技の切れ味が増した結果、
用具がそのままでは危険になったためだといわれているそうで、
ムーンサルトの生みの親、塚原さん曰く
「昔のマットで4回ひねりをやったら、たちまち足を痛めてしまう」そうです。
このようにして、アスリートの為に発明された様々な用具は
今までの記録を超えるために作られたものや、時代によって改良されたもの。
何よりアスリートの進化についていくためのものなど様々ですが、
いずれも「必要」だったからこそ、生まれたものだと言えるでしょう。
まさに「必要は発明の母」・・
スポーツ界の発明はそれを必要とした時代・アスリートがそれを生んだものなんだと思います。
臨場感(プレゼンス)あふれるスポーツの話題をお伝えしています。
今回は「 スポーツ界の発明 」
4月18日は「発明の日」。
1954年(昭和29年)、特許庁と現在の文部科学省が
産業財産権制度の普及・啓発を図ることを目的に「発明の日」を制定。
スポーツ界で発明された様々な道具、
それによる記録の変遷と規制があります。
古くから行われている陸上競技でも、道具、用具の性能の進化が
記録に影響を与えたものがあります。
それが棒高跳びです。棒高跳び、黎明期は木製のポールでした。
当然弾力性に乏しく、大きな記録の向上は望めません。
第1回近代五輪の1896年アテネ大会の優勝記録は3m30cmという記録が残っています。
その後、20世紀になって木よりも軽くて折れにくい竹製ポールが主流となり、
日本の西田修平さんと大江季雄さんがそれぞれ銀メダルと銅メダルを獲得した
1936年ベルリン五輪の優勝記録は4m35cmにまで伸びます。
そして1960年以降にグラスファイバー製のポールが登場・普及すると、
世界記録も急激に伸びます。
さらに進化を経て、カーボンファイバーが使われている現代、
最新世界記録はスウェーデンのアルマンド・デュプランティス選手が
2023年2月25日に室内競技会で樹立した6m22cm。
第1回のオリンピックから+3m近い高さを飛び越えている状況です。
このように「道具の進化」は記録に影響を及ぼしますが、
近年は道具が進化しすぎたために規制せざるを得ない状況も増えてきました。
最も身近なのは「厚底シューズ」ではないでしょうか。
ナイキ社の厚底シューズ「アルファフライシリーズ」2016年の発売以来、
改良を加えたモデルが登場するたびに性能がアップしてきました。
その効果はすさまじいもので、十分なトレーニングを積んだランナーが使用すれば、
ほぼ確実に速くなるという魔法のシューズ。
しかも、誰でも約3万円で購入できる市販品でこの頃瞬く間に市民ランナーにも浸透。
2020年正月の箱根駅伝では、出場210選手のうち約85%がナイキの厚底シューズを着用、
区間新が続出なんてこともありました。
これらを受け、世界陸連は2020年、ソールの厚さは4センチ以内、
反発力を生むプレートの使用は1枚までなどの規制をかけるという事態になりました。
そして、こうした問題が一番顕在化したことで有名となったのは
高速水着「レーザーレーサー」の登場ではないでしょうか。
レーザーレーサーは北京夏季五輪を控えた2008年、
水泳界に登場「魔法の水着」と呼ばれた水着です。
ラバーやポリウレタンでできた特殊加工の競泳用水着で縫い目がなく、
体全体を締めつけるというスーツ型の水着で、
イギリスのスピード社が米航空宇宙局(NASA)の協力を得て開発し、
体をスーツ内に押し込んで水の抵抗を極限まで減らして浮力が生まれるという構造で、
この水着を着るのに30分~1時間もかかると言われ、話題となりました。
これで困ったのが、他のメーカーと契約している選手たち。
特に、当時の日本には平泳ぎで圧倒的な強さを誇った北島康介さんがいましたが、
北島さんは当時ミズノ社と契約していてスピード社のレーザーレーサーは
契約上着用できない立場でした。
ただ、当時あまりにスピード社のレーザーレーサーを着用した選手が記録を塗り替え続けたため、
日本水泳連盟も、2008年の北京夏季五輪で日本代表選手が着用する水着について、
ミズノ、アシックス、デサントの国内3メーカーに限定せず、
どのメーカーの製品でも選手が自由に選択できる「オープン化」を決めます。
更にミズノは日本水連の発表後、「北島選手が最終的に他社の水着を選択した場合は
違約金はなしで許容する」という声明まで発表する事態となりました。
その結果、平泳ぎ100m、200m、の決勝で金メダルを獲得。
100mを終えた際のインタビューで北島さんが「何も言えねぇ」と発言したインタビューは
様々な思いがあってというのは想像に難くありません。
しかし、その後、日本を含めた他社も参入し、過剰な開発合戦の様相を呈してきたため、
2010年に水着のルールを改正。
全身をポリウレタンで覆った水着やラバー水着を禁止し、
素材の厚さを最大1ミリとして浮力の効果を1ニュートン以下とするなど
具体的な新規定が作られ、事実上の高速水着の禁止となります。
ただ、現在の競泳世界記録を見てみると、一部を除き
水着ルール改正後の記録がほとんどを占めていることから、
アスリートの進化が道具のそれを上回り更に進化を続けていると言えるでしょう。
同じように道具の発明によって記録が次々と塗り替えられながら、
それが禁止とならなかった競技もあります。
それがスラップスケートです。
スピードスケートで1998年長野冬季五輪前に急速に普及したのがスケートで、
かかと部分のブレード(刃)が靴底に固定されず、
けり出すと刃が靴から離れてバネで戻る画期的な仕組みのスケート靴。
かかとを固定した従来型と比べて刃が氷の上に接する時間が長くなって、
減速を抑えて効率的な滑りができるものでした。
このスラップスケートも、バネの存在が
推進力の補助になっているのではないかと米国などから抗議があり、
禁止も含めて検討された時期がありました。
ただ、国際スケート連盟は刃が氷上を滑走し続けている点などを踏まえ
「技術の進歩で規則の範囲。バネが機械的な助力になることはない」との見解で
使用を許可したという歴史がありました。
その意味でいえば、陸上短距離のトラック素材やシューズの進化は
アスリートがより速く走るために同時に進化していったということも言えるでしょう。
その点でいえば体操競技もそれにあたるかもしれません。
1972年のミュンヘン五輪で、日本の塚原光男さんは鉄棒の下り技で、
2回宙返りとひねりを組み合わせたムーンサルト(月面宙返り)を国際舞台で初披露。
当時は「人間業ではない」と世界中から称賛されたが
現代では中学生でもできる技になってしまいました。
これも現代の鉄棒はミュンヘン大会の頃よりも位置が高く、
よく“しなる”ようになったことが一因と言われていますし、
体操競技でいえば床のマットも現代のものは柔らかく、
スプリングが入って当時より良く弾むおかげで、反動も使えるようになっています。
これも、アスリートがより高度な技を求めて体力を向上させ、
技術を磨き上げて演技の切れ味が増した結果、
用具がそのままでは危険になったためだといわれているそうで、
ムーンサルトの生みの親、塚原さん曰く
「昔のマットで4回ひねりをやったら、たちまち足を痛めてしまう」そうです。
このようにして、アスリートの為に発明された様々な用具は
今までの記録を超えるために作られたものや、時代によって改良されたもの。
何よりアスリートの進化についていくためのものなど様々ですが、
いずれも「必要」だったからこそ、生まれたものだと言えるでしょう。
まさに「必要は発明の母」・・
スポーツ界の発明はそれを必要とした時代・アスリートがそれを生んだものなんだと思います。
毎朝6時半頃は「あさミミ!アラカルト」
月曜日は庭野ほのかANが担当
「庭野ほのかの☆いっぺこトーク」
新潟県出身の庭野ほのかAN。「いっぺこと」とは、新潟県の方言で『沢山』という意味。
このコーナーを通して“沢山”リスナーの皆さんとお話ができるよう、
庭野AN目線の話題を毎週お届けしていきます!
火曜日が「八幡淳のスポーツプレゼンス」
臨場感あふれるスポーツの情報・話題・歴史を紹介していきます!
水曜日が「あさミミ☆リサーチ」
毎週ひとつのテーマを設定。皆さんからメッセージをお寄せいただくコーナーになります。
テーマによってはツイッターでアンケートも実施していきます。
テーマによってはツイッターでアンケートも実施していきます。
木曜日が「ナガイの北海道生活研究室」
永井ANがいまリスナーと共有したい「北海道の生活情報」を伝えていきます!
金曜日が「北海道応援!あやサポ」
上田あやが北海道で頑張る「ひと」にスポットライトを当て、全力応援していきます!