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【速報】帯広市で強盗致傷事件　現金およそ１７万円を奪う　犯人は逃走中
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●ファイターズ　台湾・スンイーレイ投手がエスコンで入団会見
　投手コーチに武田久氏　来季１軍コーチ陣発表
　アルカンタラ選手ら３人退団
●カーリング・パンコンチネンタル選手権　日本代表ロコ・ソラーレ２連勝発進　
●大相撲九州場所・番付発表　一山本が３場所ぶり再入幕
●プロ野球　オリックス山本由伸投手が３年連続で沢村賞受賞　６５年ぶりの快挙
　日本シリーズ　きょう第３戦　甲子園球場

【6時台】
M「M /浜崎あゆみ」

M「ロードショー/古時計」

庭野ほのかAN、出身は新潟県。
「いっぺこと」とは、新潟県の方言で『沢山』という意味。
このコーナーを通して“沢山”リスナーの皆さんとお話ができるよう、
庭野AN目線の話題を毎週お届けしています！

今回は『　ハロウィーン　』

「ハロウィーン」てそもそも何？
ハロウィーンが西洋で生まれた文化だというのは、皆さんご存じかと思います。
ただ、本来はどんなものだったのかというと・・
ずばり！「日本のお盆」なんです！

ハロウィーンの発祥は2000年以上も前と言われていて、
ヨーロッパのケルト人が10/31に秋の収穫祭を行ったのが始まりなんだそう。
そのお祭りの晩には死者の魂がこの世に戻ってくると言われていたんです。
ここが「お盆」と似ているポイントです！
ただ、同時に悪霊や魔物もやってきてしまうと考えられていました。
そこで考えたのが！「仮装」です。
お化けに扮して紛れ込むことで、悪霊から身を守る、という考えから、
今の「仮装」に繋がっていたと言われています。
死者＝ご先祖様をしのんでいる中、悪霊もこの世にやってきてしまうから
「仮装」をしていたというハロウィーン。
では「トリックオアトリート！」＝「お菓子くれなきゃいたずらするぞ！」
というのはどういう意味で、どんな関連があるのでしょうか。

コトバの面から紐解きますと、「トリック」はそのまま「いたずら」という意味ですが、
「トリート」って実は直訳すると「お菓子」ではなくて
「敬意を表して与えられるもてなし」というのが本来の意味。
「お菓子」ひとつに大ごとな感じもしますが、
この言葉にこそハロウィーンの本質が詰まっています。

子供たちが近所のお家を回ってお菓子をもらうということに変わりはありませんが、
その理由が、「近所の人たちがご先祖様をきちんとおもてなしするか監視するため」なんです。
子供たち側の考え方としては…「みんなちゃんとご先祖様のおもてなししてる？
してないんだったら僕たちがいたずらしちゃうんだからね！ちゃんとするんだよ！」
というような感じ。
子供たちが訪れてきたお家に住む大人たちは…
「ちゃんと供養してるよ！ほら、このお菓子をお供えしてたんだよ！おすそ分けしてあげる！」
というように、お菓子を渡す、というわけです。
つまり、「トリックオアトリート」の「トリート」は、
「ご先祖様へのおもてなしとしてのお菓子」ということだったんです！
この文化もどことなくお盆に近しい気もします。
信じる宗教は違えど、ご先祖様を敬いもてなそうという心は、万国共通なのかもしれません。

そして、「仮装」といいますと、魔女やヴァンパイア(吸血鬼)などなどいろんなものがありますが、
今年の流行というのもあるそうです。
STVで庭野ANと同期の石黒記者の取材によりますと、「おそろい」が今年のキーワードとのことです。
何の仮装をするにしてもお友達とおそろいで仮装をするため、
セットで販売している仮装グッズというのが今年は多いんだそう。
ただ、「仮装」ってハロウィーンに限ったことではないと思うんです。
日本では仮装と言いますか、アニメや漫画の文化が発展していることから
「コスプレ」を楽しむ方もいます。

その「仮装」とは、そもそも何なのか。
ここからはハロウィーンから少し外れますが、仮装について深掘りしていきます！
「仮装」を『日本国語大辞典』で引いてみますと、
「仮にほかのものの姿に装うこと」と出てきます。そのままですね。
ただ、「なぜ」「どんな理由で」仮の姿に装うのでしょうか。
『日本大百科全書(ニッポニカ)』　の記述によりますと、
「仮装」自体の起源は古くて、旧石器時代にまでさかのぼると言われています。
この時代のフランスにある洞窟の壁画に、
魔法使い扮するトナカイの絵が描かれているんですって。
呪術的・宗教的な儀礼として「仮装」は始まったとされています。

そしてハロウィーン以外には、「カーニバル」でも仮装を行います。
ブラジル「リオのカーニバル」を思い浮かべていただけると
ハロウィーンとはまた違う、きらびやかな衣装を身にまとって踊るイメージありますよね。
動物に扮したり、想像上の怪物に扮したり…仮面をするなどして色々なものに仮装しますが、
カーニバルで興味深いのは、「社会的な身分を逆転させた」仮装をするということ。
カーニバルはヨーロッパで生まれたお祭りで、
「家来が主人の、主人が家来の仮装をする」というように、お互いの立場を逆転させて、
理解するきっかけに、という意味合いもあったということなんです。
つまり、性別・身分・人間かそうでないか…すべての枠組みを取り払うというのが、
この「仮装」というわけです！
なんだか今の時代の「多様性」に繋がるような考え方かもしれません。
ここまで調べていくと、「仮装」は、自分以外へのものへの「畏れ」や
「憧れ」を表現する１つの手段なのでは？ということを感じました。

ハロウィーンはもともとはご先祖様を供養する日だったということ、
「仮装」は掘り下げると奥深い文化だったということがわかります。