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【6時台】
M「なくもんか/いきものがかり」

M「愛戦士/井上大輔」

「これまでのアナウンサー生活と防災士資格取得で培った知識を活かし
リスナーの皆さんと共有したい「北海道の生活情報」をお伝えしています。

今回は 『　どさんこ気象台長、誕生！　』

先月、北海道の気象行政のトップが交代しました。
札幌管区気象台のリーダー、気象台長に新たに就任したのは、
北海道滝川市出身の安田珠幾さんです。
安田さんは、空知の滝川高校から東北大学に進学。
その後、大学院や気象庁の気象研究所で、研究を続け、専門は「エルニーニョ現象」
そして「線状降水帯」の発生予測の技術開発にも関わって来られました。　
まさにこのコーナーで、お話ししてきたことの日本のスペシャリスト！
難しいことを、一般の方に「わかりやすく」発表して、解説する専門家です。
高校時代以来、実に３８年ぶりに、北海道に住まいを移すことになった安田台長に
お話を伺いました。

北海道は冬に限らず、自然が美しいので、そういうところで
自然に興味を持ったこと、星のことをやりたいと思い大学へ進学。
その時に注目されていた、気候変動に興味を持ったことで気象の道へ・・。

今回、北海道へ赴任しましたが
故郷で働けるのは嬉しいと思ったと同時にプレッシャーも！
それは、冬は北海道は大雪、暴風雪は必ずあるので
そういう時に自分が北海道の気象台を統括するという立場。
皆さんの災害を防ぐところを自分で指揮できるのか・・と思ったから。
地震、火山はいつ起こるかわからない。
いざ起きると大きな災害になることを予想できるので、それをいかに災害を推察して
安心、安全を守っていくのか。

気象の場合はある程度予想がつきますが、
地震、火山はそんなに前からわかるものではありません。
急に発生する場合もあるので
常に緊張感を持って仕事をしてるとのこと。

気象台長の仕事は・・・
北海道全体の陸、海の観測をしていますが
それを基に気象の予報をしたり、情報を出して何か起こりそうになると
関係機関や自治体に説明して対応してもらえるようにする。
それを全体的に統括して問題などがあれば指示をしたり
全体の気象官署のとりまとめを行います。

皆さんには普段から気象に親しんでいただきたいです。
何かあったときでは、考えてもなかなか難しいので
普段から北海道の気象や火山など情報を気にかけてもらえれば・・
何かあったらここを見て、こうすればいいと考えていただければと思います。

赴任してから１カ月で、ふるさと滝川にはすでに２回帰省。
お母様は、大変に喜んでいて、かつての同級生からも続々連絡が来ているそうです。
個人的には歴史が好き、博物館も行ってみたい。
北海道は高校までしか住んでいないので、あまりよく知らないので
行ったことがないところに行ってみたい・・・。

北海道をこよなく愛する気持ちが、伝わってくるようなインタビューでした。
気象のみならず、火山、地震と「自然観測」と「防災情報」に欠かせないのが気象台。
皆さんも関心を持っていただければと思います。