北海道ライブ あさミミ!

今朝の放送内容 8月9日(月)

2021年8月9日(月)

8月9日(月)

今朝の主なニュース・スポーツ情報

●新型コロナ きのう新規感染者 道内308人 東京4066人
●東京オリンピック閉幕 日本 歴代最多金メダル27個
●札幌でもフィニッシュゲートの撤去作業など始まる
●オリンピック経済効果1.6兆円 緊急事態宣言でマイナスも
●仏軍がエッフェル塔上空を飛行
●長崎 76回目の原爆の日
●小田急切りつけ「渋谷スクランブル交差点を爆破しようと」
●音更 国道で死亡事故
●夏山の遭難に注意呼びかけ
●赤れんが庁舎 改修工事へ 2025年3月完成予定
●台風9号 広島県呉市に再上陸
●ペルセウス流星群 11日から13日にかけて見頃

●東京五輪 女子バスケ アメリカに敗れ銀 男女通じ初のメダル
●野球 「侍ジャパン」正式競技として初の金
●男子マラソン・大迫がラストレース 6位入賞
●女子オムニアム・梶原が銀

今朝の選曲

【5時台】
M「初恋のメロディー/小林麻美」

【6時台】
M「もう一度あの日のように/徳永英明」
  • 北海道ライブ あさミミ!

あさミミ!アラカルト〜八幡淳のスポーツプレゼンス

北海道日本ハムファイターズのスタジアムDJ、
レバンガ北海道のホームゲームMCで培っている八幡淳ならではの目線と感覚で
臨場感(プレゼンス)あふれるスポーツの話題をお伝えしています。
 
今回は『 久慈次郎さんのお話 』

岩手県出身の野球選手と言って真っ先に思い出すのは、現代ならエンゼルス大谷翔平選手、
そして“令和の怪物”こと千葉ロッテマリーンズ佐々木朗希選手など名選手が多数いますが、
日本の野球界の歴史に名を刻む名選手が函館の社会人野球チームにいました。今も函館の地に眠る久慈次郎さんです。

久慈次郎さんは1898年10月1日岩手県盛岡市生まれ、強肩強打のキャッチャーとして活躍した野球選手です。
盛岡中学を卒業後、早稲田大学に進学。身長5尺9寸(約179cm)の当時としては
非常に恵まれた体格と強肩の持ち主で、在学中からリーダーシップを発揮。
そして大学卒業後の1922年、就職したのが函館市の函館水電というかつて函館にあった電力会社で、
ここに勤めながら日本最古の社会人野球チーム函館太洋倶楽部(函館オーシャン)でプレーします。
久慈さんのプレースタイル、まずはキャッチャーとしての守備では二塁投球の正確さ、
素早い一塁のカバー、一・三塁の牽制球の鋭さは見事なものだったそうで、
特にチームのピンチには塁上の走者を牽制球で刺すプレーは類を見なかったといわれているそうです。
さらにバッティング面では早大時代から3、4、5番でチームの中軸を担って活躍。
ホームラン打者ではなく、いわゆるチャンスに強いバッターであり、火の出るような当りを連発させていたそうです。

そんな久慈さん、1934年に行われた、ベーブルース率いるメジャー選抜との日米野球では全日本のキャッチャーとして参戦、
日本選抜チームの主将を務めます。
ちなみに1934年11月8日に行われた第3戦は函館、湯の川球場(現在の湯川中学校がある場所)で行われています。
これはこの年の3月21日に市内で発生した函館大火に見舞われた市民を元気づけようという意図での開催だったんですが、
この日米野球の函館開催に尽力したのが、久慈さんでした。
そして、11月20日に行われた静岡県草薙球場での第10戦では、伝説の名投手沢村栄治さんが
メジャー打線をルーゲーリックのソロホームラン1本に抑えるという快投を演じますが、
その投球を引き出したのは久慈さんのリードということになります。
さらに同じくこの日米野球に旭川から参戦したスタルヒンさんも久慈さんのリードで代表デビューを果たしました。

その後、結成される読売ジャイアンツの前身大日本東京野球倶楽部にも当然参加を要請されます。
破格の待遇でしたが、久慈さんは参加直前でこの申し出を断わります。
その理由は、大火で復旧のめどもつかない函館の街を出ることは出来なかったからです。
函館に尽力した久慈さんですから、市民が放っておきません。
大日本東京野球倶楽部への参加を辞退したその年、函館市議会に欠員が生じたため、
日米野球の函館開催に尽力し、函館復興に心血を注いだ久慈さんを「政治の場に!」との声が上がります。
ただ、本人は「議員なんて似つかわしくない」と言って1度も選挙活動を行ないませんでしたが
なんと3位当選で函館市議となってしまいます。
久慈さんの功績は函館市民運動場の完成などスポーツ施設の建設でも貢献が大きかったそうです。

そんな久慈さんに、悲劇が起きたのが1939年8月19日。久慈さん自らが編成し
育てたチーム「札幌倶楽部」との対戦が札幌円山球場で行われたときのことです。
試合は2対1でリードされ、函館オーシャンの攻撃。7回無死2塁のチャンスに久慈さんに打席がまわってきます。
ここで久慈さんは敬遠され、1塁へ歩こうとします。しかし、ふと足を止め、ホームベース上で、
次打者に指示を与えようと首をかしげた瞬間、2塁ベースを大きく離れていた走者に投げようとした捕手の牽制球が
右こめかみの上部分に直撃。
3日後の8月21日午後9時7分、頭蓋骨破損による脳出血でついに帰らぬ人となります。
42才の早すぎる人生の幕切れでした。

久慈さんの死後、さまざまな形で功績がたたえられます。久慈さんの闘志あふれるプレーを讃え、
社会人野球の最高峰都市対抗野球大会では1947年の第18回大会から、敢闘賞として「久慈賞」が設けられます。
更に1959年に創設された野球殿堂では、正力松太郎さんや沢村栄治さんらと並び、第1回の殿堂入り選手となりました。
そして39回忌にあたる1977年8月、故水原茂さんの筆による「球聖久慈次郎の像」が函館千代台球場、
オーシャンスタジアムの正面横に建てられます。

そんな久慈さんの銅像があるオーシャンスタジアムでは非常にドラマチックな試合が数々行われてきました。
2010年5月8日のファイターズ対楽天イーグルスの試合、先発はいずれもその年最も活躍した
先発完投型の投手に贈られる最高賞「沢村栄治」賞受賞経験のある「ダルビッシュ有」投手と「岩隈久志」投手。
試合は両投手一歩も譲らない熱闘で0-0のまま延長10回へ。10回表、宮西投手が0点に抑えると、
代わったイーグルス小山投手からサヨナラタイムリーを放ったのが侍Japan監督の稲葉篤紀さん。
なんか沢村栄治さんの球も受けていた久慈さんが「どれ、どっちのピッチャーが沢村賞に相応しいのかな?」と
天国から楽しんでいるような展開でしたし、2014年の5月13日には高卒2年目のファイターズのピッチャーがプロ初完封も飾ります。
ベーブルースとも対戦したことがある久慈さんの見守る函館でプロ初完封を飾ったのが
その「ベーブルース以来」とアメリカでも噂の大谷翔平選手でしたから!
おそらく久慈さんも「おぉ、岩手の後輩があの時のベーブルースに似とるわい」と楽しんでいたのではないでしょうか。

8月9日、函館オーシャンスタジアムではファイターズ対ジャイアンツの試合が行われますが、
実は未だに読売ジャイアンツの歴史の中で初代キャプテンとして刻まれているのが久慈さんなんです。
久慈さんが見守る中での試合は果たしてどんなドラマが生まれるのでしょうか。

毎日のあさミミ!アラカルト ラインナップ

 毎朝6時30分頃からは、「あさミミ!アラカルト」と題して、パーソナリティが気になる話題、
パーソナリティの個性を生かした“耳をそばだてたくなる話題”をお届けします。

●月曜「八幡淳のスポーツプレゼンス」
 北海道日本ハムファイターズのスタジアムDJ、レバンガ北海道のホームゲームMCで培っている
 八幡淳ならではの目線と感覚で、臨場感(プレゼンス)あふれるスポーツの話題を伝えてます。


●火曜は「奈々子の朝から晩ごはん」

 渋谷奈々子が、季節の「旬の食材」をテーマに毎週1品レシピを紹介します。朝イチからその日の晩御飯(晩酌)に役立つ情報をお伝えします。

●水曜「ナガイの北海道生活研究室」
 アナウンサー生活32年と防災士資格取得で培った知識を活かし、
 いまリスナーと共有したい「北海道の生活情報」を伝えていただきます。


●木曜は「北海道応援!あやサポ!」
 上田あやがこれまでのレポーター経験や取材力を生かし、
 北海道で頑張る「ひと」にスポットライトを当て、全力応援していきます!


●金曜は リスナー参加型企画「あさミミ☆リサーチ」
 いま話題になっている事柄や季節の話題をテーマに、リスナーの皆さんからのメールと
 ツイッターのアンケート機能を使って、道民がいまどう思っているか、どう考えているかを調査していきます。

★放送後はラジオクラウドで配信しています★
 STVラジオ「ラジオクラウド」であさミミ!アラカルトの模様を配信しています。
 アプリをダウンロードの上、ぜひお聴きください♪
 
 

《ツルハ ハッピーライフ 毎日笑顔!》

今週のテーマ「 思わずギャー!! 」

今週のテーマは、「思わずギャー!!」
納涼といえば、〝怖い話を″を思い浮かべる方もいるでしょう。
そんな心霊体験での思わずギャーから、失敗して・驚いて・嬉しくてなどなど
あなたの「思わずギャー」体験お待ちしています!

●最近スイカを食べました
実家からもらってきたんです。初スイカでした。
どうかなと食べたら、あまりのおいしさ甘さにほえたよ
ぎゃ〜〜〜〜!
実が詰まっていて旨かった。本当においしくて半分を食べました。

●梅干しです。私は毎年梅を仕込んでいます。
今年も3キロの梅を塩漬→土用干し
そして引き上げた梅を瓶へ移して保存していました。
日が当たる場所は良くないと思い、クローゼットに入れていたんです。
数日おきに様子を見ていたんですが・・・覗いてみるとカビが!!!
本当にショックで、ギャー!!となりました。
例年にないほど暑さが続いていた札幌。
クローゼットの中は空気が動かないので、高温多湿になっていたようです。
今度はキッチンの隅に場所も替えました。
この高温も一旦終息するようなので、なんとか梅が上手く熟成することを祈っています。

テーマへのメッセージはこちらまでお寄せください。

メール:asamimi@stv.jp FAX:011-202-7290
ハガキ・手紙: 〒060-8705 『ツルハ ハッピーライフ 毎日笑顔』の係までお寄せください!
★毎週おひとりの方に、豪華花王製品詰め合わせをプレゼント
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