KANのロックボンソワ

第962回『ふつうのロックボンソワ』

2023年6月17日(土)

第962回『ふつうのロックボンソワ』

9週間ぶりに戻ってきた先週に引き続き、今週は私KAN単独での放送ってことで、
そういう意味では10週ぶりに『ふつうのロックボンソワ』をお送りします。
じゃぁ、「ふつう」ってなんなんだ?ってことからなんですが、あぁでもないこうでも
ないと言いながら今かけたい曲をお聴きいただきたいと思います。「ラジオで喋る」
という楽しさを全身で感じながらの1時間、よろしくお付き合い下さい。

M1. Ordinary World / Duran Duran < Duran Duran < 1993

まずは、私なりの「ふつう」な曲をと、『ordinary days』を選曲したんですが、
いや、この曲には、「いつかゆっくり説明する」と言ったまま12~3年間、
なんの説明もしてなかったことを思い出しましたので、その話の後にかけるとして、
とりあえずDuran Duranの「ふつう」をお聴きいただきます。

M2. ordinary days / KAN < カンチガイもハナハダしい私の人生 < 2010

いつかゆっくり説明すると言ったまま12~3年間なんの説明もしてなかった、
この曲の歌詞「ゆっくり君を傾けた日」の「傾ける」という表現を初めて知った
四国は愛媛県松山市のおうどん屋さんでの長いエピソードを語った上で
お聴きいただくと、この曲の解釈はより奥深いものになるのではないかと思います。

M3. 雨にキッスの花束を / 今井美樹 < retour < 1990

京都の上賀茂神社の隣で『葉加瀬太郎音楽祭 2023』でこの曲を歌唱する
今井美樹さんの音を漏れ聴いたという方(すみません、メールのお名前が不明でした)
からのリクエストにお応えします。思えばもう33年も前、私が提供させていただた
この曲をイベントで選曲していただけるなんて、とてもとてもうれしい事実です。
お知らせいただき、ありがとうございます。

M4. コタツ / KAN < 23歳 < 2020.11.25

もうすぐ今度の火曜日、それも横浜での案件なんですが、今はRadikoで
全国どこからでもお聴きいただけるといううれしい状況に甘えて直前宣伝させて
いただきます。私が言い出しっぺで始めたイベントでありながら今年の私は参加
できないんですが、ぜひ多くの皆さまに観ていただきたいです。というわけで、
依然バリバリの最新アルバムからヨースケ@HOMEとの共作曲を。

絶対に泣いてはいけない!
【ヨースケ@HOME ツイットーライヴ vol.3】
~3年越しの出会いはパノラマ編~
2023年6月20日(火) @ビルボードライブ横浜
1st Stage 16:30 / 17:30   2nd Stage 19:30 / 20:30
出演:キヨサク・PES・GAKU-MC・秦基博・
菅原龍平(G)・縄田寿志(Key)
山川浩正(Ba / ex. The BOOM)・吉田佳史(Dr / TRICERATOPS)
https://www.yosuketwittorlive.com/

【押し入れミュージック】
私の家の押し入れのCDライブラリーから選曲するコーナー。

M5. We’re Are An American Band / Grand Funk < We’re Are An American Band < 1973

今週の洋楽は「G」から。カウベルの使い方、ド・ド・ド・ド・ド・ド・バン!という
三連エンディングなど、私にとってのハードロックの基本が詰まっている楽曲です。
ってか、かろうじてベスト盤1枚持ってるだけなんすけどね。

M6. 夏の風よ / 伊藤カズヒロ < 1st mini album「起」『寂光』 < 2011

邦楽はちょっと戻って「い」から。釧路在住のシンガーソングライター・
伊藤カズヒロさん。佐藤竹善さんからCDをいただいたような気がしますし、
いや、河野玄太くんからもらったか? いや、ん? もしかして、私の札幌での
ライヴを観に来ていただいた御本人から直接いただいたものなのか!?
・・・だとしたら相当失礼なんですが・・・。いずれにせよ、素晴らしい歌声、
2011年の作品です。

【デモね、涙が出ちゃうのよ♡】

M7. McCartney 2(demo)/ KAN < 1995~6?

録音時期をはっきり思えてませんが、たぶん95年か96年。
まだ、YAMAHAのCMX-IIで録ってる時代ですから、リズムはRX-11、
ベースその他のシンセ類はDX-7、ピアノは先週もお話しした
磯貝サイモンくんに引き取っていただいたCP-80での録音。
Epiphone CASINO、もしくはFernandezのZo3によるものかも
知れないサービスギターソロは、この時点ですでに本チャンフレーズが
完成しています。よく聴くとコーラスも3声入ってました。

M8. サンクト・ペテルブルグ / KAN < TIGERSONGWRITER < 1998(2010)

で、それから2~3年経ってやっと歌詞がついて『サンクト・ペテルブルグ』
として発表しました。私の書き譜のギターソロを丁寧に再現していただいたのは、
確か本田清巳さんだったと思います。去年の馬場KAN配信シリーズ第8弾
【クイズ・スペアボウルの屈辱!】では、秦基博くんにも歌唱していただいた、
私自身とても納得度の高い作品です。

はぁい、というわけで『ふつうのロックボンソワ』、ふつうにお楽しみいただけ
ましたでしょうか? 2週連続で喋らせていただきましたが、療養はまだまだ
続いておりまして、来週も登場できるか否かは現段階では明言できませんが、
それが私だったとしても、素晴らしいどなたかによる素敵な代打パーソナリティ
だったとしても、この【ロックボンソワ】を積極的にお楽しみいただければと思います。
よろしくお願いします。

                          では、股。   KAN

KAN Official Website http://www.kimurakan.com/
KAN Official Twitter Account https://twitter.com/_kimuraKAN
STVラジオをradiko.jpで聴く