KANのロックボンソワ

第974回『おぉぉ! オレのファッションの起源がここにあった!?』

2023年9月9日(土)

第974回『おぉぉ! オレのファッションの起源がここにあった!?』

はぁい! 4月中旬に代パー放送が始まって以降、私KAN初の3週連続
ボンソワです。ありがとうございます。とはいえ逆に、もうバッチリチリ
バツノープロブレムというわけではありませんので、逆に、今後も代パー放送を
お願いすることはありますし、すでにその準備も同時に進めていますので、
それはそれで逆に、そちらもお楽しみにしていただきながらの今週、東京からの
1時間、よろしくおつきあいください。

M1. 桔梗が丘 / 平井堅 < The Still Life < 2016

先日、久しぶりに平井堅さんとランチしました。お友達と外で会うこと自体
すご〜く久しぶりだったし、とても楽しかったです。堅さんの地元の駅を歌った名曲。
駅のホームで流れればいいのにねぇ、なんて話してました。

M2. #9 DREAM / John Lennon < Shaved Fish(Plastic Ono Band) < 1975

さて、今日は9月9日ってことで、ここからの数曲は9キッカケで。
『One After 909』、『Revolution 9』など、ビートルズ時代に9がらみの曲は
複数ありますが、こちらはソロ作品。初出は74年のアルバム『Walls & Bridges』ですが、
今回は、ベスト盤『かつお節』からの音源をお聴きいただきます。

M3. Cloud 9 / George Harrison < Cloud Nine < 1987

・・・と思ったんですが、タルイんですねぇ。これがジョージっちゃぁ
ジョージさんですが・・・。

M4. Got My Mind Set On You / George Harrison < Cloud Nine < 1987

というわけで、パキッと行こうと思ったんですが、これ実はカバーなんですよね。
作詞作はRudy Clarkさんで、初出は1962年、James Rayさんの歌唱によるものした。

M5. When We Was Fab / George Harrison < Cloud Nine < 1987

というわけで、アルバム『Cloud Nine』からこの曲を。
「Fab Four=イカシタ4人」という意味合いで呼ばれていた
The Beatlesを回想した作品は、このアルバムのプロデューサー・
Jeff Lynnさんとの共作です。

M6. ’39 / Queen < A Night at the Opera < 1975

で、流れ的にはTOTOの『99』、と思ったんですが、あまりにベタかなぁ、
といろいろ探していると、こんなん見つけました。アメリカの音楽雑誌
【Guitar World】が選ぶ『偉大なる12弦ギターソング』で第24位に
ランキングしたというなんとも微妙なこの曲は、カントリー調でありながら
決してカントリーには留まらない秀逸作です。2019年、日本のファンの
皆さんによる投票で選曲された日本のみのベスト盤にも収録されていました。
しかも、そんなベスト盤を私は持っていました。

【押し入れミュージック】
私の家の押し入れのCDライブラリーから持ってきてかけるコーナー。

M7. 年上の彼氏によろしく / 大江千里 < redmonkey yellowfish < 1989

今週の邦楽は2巡目の「お」から。2008年からニューヨークに移り住み、
ジャズピアニストとして活動している千里さん。
今年5月24日(水)には、新アルバム『CLASS of ‘88』をリリースし、
つい先日は東京・兵庫でコンサートをやっていたようです。
私が千里さんの作品の素晴らしさにやっと気づいたアルバムから。

M8. Walls Come Tumbling Down / The Style Council

M8. A Man of Great Promise / The Style Council < Our Favourite Shop < 1985 < Internationalists (in US)

私のデビューアルバム【テレビの中に】に収録されている『FAIRY TALE』は、
80年代に聴きまくったThe Style Councilの作品を目標に作られました。
なかでも最もよく聴いたアルバムから、例えばこんな2曲を短めに。

M9. FAIRY TALE / KAN < テレビの中に < 1987

と、このような雰囲気を追い求めて作ったのがこの曲。タイトルから
お分かりいただけるかと思いますが、歌詞は私ではなく、大学時代に一緒に
バンドを組んでいた高校の同級生・長島理生(りお)によるものです。
で、そんなThe Style Councilのアルバム【Our Favourite Shop】の
ジャケット写真を見ててふと思い出したんですが、そうです、私の普段着の
トラディッショナルなスタイルは、そう、当時大学生だった私がこのアルバムの
ジャケ写を見て、うん、これだ、この感じだ! と思ったことを思い出しました。

【Our Favourite Shop】 
https://www.universal-music.co.jp/style-council/products/pocy-3002/

やってる音楽はロックなんだけど、着てるものはさらっとトラッド、って、
カッコよくないですかぁ!? と思ったんですよ1985年ごろ23歳の
私は。・・・からの「今も変わらないアイビールック 上下全部WAV」なわけです。
もちろん、小さい頃から母親に【VAN】を着せられてましたので、それまでの
人生にも普通にあったスタイルなんですが、この【Our Favourite Shop】を
機に、再び【VAN】のベーシックなアイテムを買い直し、ググッとトラッド、
アイビー路線を歩みます。途中ちょっと色気を出して【Agnés b.】なんかに
フラついた時期も90年代半ばにありましたが、3〜4年で戻ってきて
現在は小樽。ではなく、現在に至る。
というわけで、音楽面だけではなく、日常生活の服装においても充分な影響を
受けたのがThe Style Council、Paul Wellerだった、ということを自分で
再認識できてよかったです。

はい、というわけで、お楽しみいただけましたでしょうか?
来週はどんなボンソワになるのか、ワクワクしながらお待ちいただければ、
と思います。今週もお聴きいただき、ありがとうございました。

                       では、股。   KAN

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