KANのロックボンソワ

第823回『追悼・信吾さんありがとう』

2020年10月10日(土)

第823回『追悼・信吾さんありがとう』

アルバム制作は終盤です。もうボロボロです。このアルバムを作り終えた私は、
きっと抜け殻のようになっていることでしょう。でも、内容はとてもフレッシュで
楽しい作品が並んでいます。
11月25日(水)発売の17作目のアルバム【23歳】を充分に御期待ください。

そんな中、私の尊敬する大先輩、アレンジャー・キーボーディストの小林信吾さんが、
先日、62歳で亡くなりました。90年の『野球選手が夢だった。』から99年の
『KREMLINMAN』まで8枚のアルバムを共同製作した信吾さんからは、編曲のこと、
スタジオでの作業のことなど多くのことを教わりました。今日はそんな信吾さんの
話を交えながらの1時間、よろしくおつきあいください。

M1. Can’t Stop Lovin’ You / Van Halen < Balance < 1995

スマイリン・ギタリスト、Edward Van Halenさんも亡くなりました。
私はベスト盤程度ですが、あのニコニコ笑顔のプレイは強く印象に残っています。
Sammy Hager在籍時最後のアルバムからのヒット曲です。

M2. 信じられない人 / KAN < ゆっくり風呂につかりたい < 2010(1991)

そして、私の尊敬する大先輩、アレンジャー・キーボーディストの小林信吾さんが、
先日、62歳で亡くなりました。90年の『野球選手が夢だった。』から99年の
『KREMLINMAN』まで8枚のアルバムを共同製作した信吾さんからは、編曲のこと、
スタジオでの作業のことなど多くのことを教わりました。ほとんどの楽曲は、
私が作ったデモ音源のフレーズをすべて残した上で、それを信吾さんが更にカッコよく
イイ音に仕上げてくれる、というやり方でしたが、この曲に関しては、私自身、
アレンジに関して確固たるアイディアがなかったもんで、編曲はほとんど信吾さんに
お願いしました。バイオリンのソロは中西俊博さんです。

M3. Arousal Reaction / MAOCHIKA < duologue < 2001

そんな小林信吾さんが、友成好宏さんと結成したピアノデュオ『MAOCHIKA』。
おふたりのお嬢さんのお名前を組み合わせたユニット名です。
ファーストアルバムから、信吾さんの作品をお聴きいただきます。

【押し入れミュージック】
私の自宅の押し入れのCDライブラリーから選曲するこのコーナー。
今週の洋楽は「J」から。

M4. Conditioning / Howard Jones < Human’s Lib < 1984

大学時代の1984年、アルバイトしていたディスコで知った『What Is Love?』や
『New Song』をキッカケに知ったHoward Jones。ちょうどドラムマシーンや
シンセサイザーやシーケンサーを買い揃えた頃だったこともあり、このアルバムは
かなり聴き込み、その後、日本武道館でのライブも観に行きました。
デビューアルバムから、打ち込みならではのこの曲を。

【デモね、涙が出ちゃうのよ♡】

M5. 永遠 demo / KAN < 1990?

ボンソワネーム“えりっち”さんからのデモリクエスト、ありがとうございます。
Billy Joelさんの『She’s Always A Woman』を目指して作った曲です。
デモの日付は不明ですが、たぶん90年だと思います。
めずらしくYAMAHA CP-80で録音していますが、例によってカセットなので、
ノイズがひどく、しかもヨレてますが、耐えながらお聴きください。

M6. 永遠 / KAN < ゆっくり風呂につかりたい < 2010(1991)

で、その本チャン。ピアノは、私が書いた譜面で小林信吾が弾いています。
ストリングスは、私が書いたラインをもとに、信吾さんが弦編曲してくれました。
演奏は友田啓明さんのグループです。

さて、17枚目の新アルバム【23歳】は11月25日(水)発売です。

そして、来年から全国ツアーもやります。
【弾き語りばったり #30 First Class Distance】。
札幌公演は2021年1月17日(日)Zepp Sapporoです。
このツアーの配信はありません。会場でお会いできることを楽しみにしています。

とは別に、週明けの12日(月)に、新たな発表がありますので、
今後の情報に充分注意してください。

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柄にもなく Twitterなんかもやっちゃっているのでプリーズフォローミー。 
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