ときめき野菜通信〜甘さの理由を徹底調査!雪下にんじん
2023年3月29日(水)
ときめき野菜通信〜甘さの理由を徹底調査!雪下にんじん
いま出荷を迎えている、まるで果物のような甘さの「雪下にんじん」。その魅力や農家に教わる美味しい食べ方などをご紹介しました。
「STVどさんこ動画+」で本編を視聴できます
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雪下にんじんは真狩村を中心に、羊蹄山を望む約50戸の農家で作られています。前年の7月に種を撒き、秋には収穫できる大きさになりますがあえて収穫せず、約4ヵ月雪の下の土の中で眠らせます。そして今、出荷を迎えています。
田村農園
真狩村の田村農園の田村さんご夫妻を訪ねました。
まず、雪下にんじんがどのように収穫されるのかご紹介しました。
量が多いので、約1ヵ月の出荷期間中、毎日朝7時から夕方5時までご家族総出で収穫。冷え込む日は寒さとの闘いもあります。
雪下にんじんは、なぜ甘くて美味しくなるのか。でんぷんが糖に変わる“越冬じゃがいも”とは違い、雪下にんじんはアミノ酸が大きく関わっていることが分かっています。
雪下にんじんは、なぜ甘くて美味しくなるのか。でんぷんが糖に変わる“越冬じゃがいも”とは違い、雪下にんじんはアミノ酸が大きく関わっていることが分かっています。
酪農学園大学の石井智美教授にも伺いました。
JAようてい 人参集出荷選別施設
京極町にあるこちらの施設が、貴重な季節の恵みを食卓につないでくれています。一日の出荷本数は約35万本。雪下にんじんは、羊蹄山の伏流水で洗われていきます。
札幌の市場を中心に関東方面にも出荷されますが、札幌市内のスーパーや北広島の“くるるの杜”などで買うことができるほか、来月以降は地方発送を受け付けるので取り寄せることもできます。
オススメの食べ方
雪下にんじんオススメの食べ方を、田村さんご夫妻に伺いました。
生で食べるのはもちろん、「雪下にんじんしりしり」にするのもオススメ。甘みと旨みがたまらない美味しさです。
生で食べるのはもちろん、「雪下にんじんしりしり」にするのもオススメ。甘みと旨みがたまらない美味しさです。
もうひとつのオススメは「雪下にんじんとゆりねのホイル焼き」です。
雪下にんじんは生命力もしっかり持っていて、切った頭を水につけておくと葉が再生します。葉をちぎって「雪下にんじんポタージュ」にのせても美味しくいただけます。