福永探偵社〜知られざる○○遺産
2021年9月3日(金)
福永探偵社〜知られざる○○遺産
北海道に潜むあらゆる謎や噂を解決していこう!というコーナー「福永探偵社」。今回は「北海道・北東北の縄文遺跡群」以外にも存在する!?知られざる北海道の「〇〇遺産」を調査しました。
「STVどさんこ動画+」で本編を視聴できます
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木古内町 ふね遺産
ふね遺産とは、国の重要文化財にも指定されている「にっぽんまる」や流氷砕氷船「ガリンコ号」など、歴史的価値の高い船が認定されています。この夏、150年前、木古内沖で沈没した「咸臨丸」が新たに選ばれました。現在、当時の船は残っていません。
「咸臨丸」は、福沢諭吉など江戸幕府が“日米修好通商条約”を結ぶため、日本からサンフランシスコまで“太平洋横断”という偉業を成し遂げています。
「咸臨丸」は、福沢諭吉など江戸幕府が“日米修好通商条約”を結ぶため、日本からサンフランシスコまで“太平洋横断”という偉業を成し遂げています。
咸臨丸の唯一の痕跡が、資料館に残っています。昭和59年、木古内沖の水深20mで発見された“イカリ”です。咸臨丸のものと推定され、町の呼び物として大切に保存されています。さらに、14年前には咸臨丸の巨大な模型がつくられました。
例年8月には「咸臨丸まつり」が開かれて、木古内町の「まちおこし」という新たな偉業にも貢献しています。
例年8月には「咸臨丸まつり」が開かれて、木古内町の「まちおこし」という新たな偉業にも貢献しています。
札幌市 理容遺産
理容遺産とは、明治4年に開業した栃木県の「市村理髪館」や、大正時代に開業した島根県の「理容館アラタ」など、文化的価値の高い理容室が認定を受けるもので、全国にわずか10件しかありません。
その理容遺産に「山本理容館」が認定されています。「山本理容館」は昭和61年まで円山で営業していましたが、現在は歴史的建造物が保存されている“開拓の村”に移設されています。北海道の開拓時代を象徴する、洋風建築のハイカラな建物。神宮近くの床屋さんとして親しまれました。
その理容遺産に「山本理容館」が認定されています。「山本理容館」は昭和61年まで円山で営業していましたが、現在は歴史的建造物が保存されている“開拓の村”に移設されています。北海道の開拓時代を象徴する、洋風建築のハイカラな建物。神宮近くの床屋さんとして親しまれました。
大正から昭和にかけて、貴重な理容文化を残していることが認定を受ける決め手になりました。当時の理容室の様子を、今も見ることができます。昔は、洗面台は鏡台の下になく、洗髪する際はお客さんが歩いて洗面台まで移動し、お湯は炭で沸かしていました。その他、当時のシャンプーの容器などが保存されています。
室蘭市 日本夜景遺産
「日本夜景遺産」は全国の美しい夜景を発掘するために始まったプロジェクトで、去年、最も新しい認定地として「室蘭観光道路」からの夜景が選ばれました。
工場、住宅街、白鳥大橋、異なる3つの明かりが融合した、独特の景観が評価のポイントとなりました。
工場、住宅街、白鳥大橋、異なる3つの明かりが融合した、独特の景観が評価のポイントとなりました。