ハナタビ北海道〜日本最大級のコスモス畑
2021年9月17日(金)
ハナタビ北海道〜日本最大級のコスモス畑
見頃を迎えた北海道の花々とその物語を、TVで見て楽しんでいただく企画「ハナタビ北海道」。今回は、1000万本以上が咲く日本最大級のコスモス畑をご紹介しました。
「STVどさんこ動画+」で本編を視聴できます
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卯原内サンゴ草群落地
北海道の秋、まずは深紅に染まったオホーツクの水辺へ向かいました。サンゴ草はオホーツクの風物詩、9月のこの時期に赤く色づき、見頃を迎えます。今年の8月は暑い日が続きました。気温が高く日照時間も長かったので、サンゴ草の生育も色づきも非常に良いということです。
サンゴ草を50年以上守り続けてきた、卯原内観光協会の松下伸次会長。「他にはないこの景色を見て、自然の凄さや美しさを味わってもらいたい」と話してくれました。
サンゴ草を50年以上守り続けてきた、卯原内観光協会の松下伸次会長。「他にはないこの景色を見て、自然の凄さや美しさを味わってもらいたい」と話してくれました。
サンゴ草は葉や茎の部分が赤く染まります。花は咲かないと見られていますが、実は白い小さな花が咲きます。肉眼で見ても分からないほど小さく、花も実もある植物です。
松下会長:地元の人はみんなサンゴ草を見てもらいたいし、楽しんでもらいたいと思っていますので。コロナが過ぎ去った後には、サンゴ草を見ながら楽しい秋を過ごすことができると期待しています。
松下会長:地元の人はみんなサンゴ草を見てもらいたいし、楽しんでもらいたいと思っていますので。コロナが過ぎ去った後には、サンゴ草を見ながら楽しい秋を過ごすことができると期待しています。
太陽の丘えんがる公園コスモス園
続いて訪れたのは、丘一面にコスモスが咲き誇る遠軽町。遠軽町のマチの花でもあるコスモスが、10ヘクタールもの畑におよそ1000万本も咲き誇ります。その規模は日本最大級です。
コスモスの原型はピンク色。その他、黄花コスモスのオレンジ色、レモンブライトの黄色など色とりどり。カップケーキという、花弁が一枚に繋がっている白いコスモスなど、少し変わったコスモスも咲いています。
コスモスの原型はピンク色。その他、黄花コスモスのオレンジ色、レモンブライトの黄色など色とりどり。カップケーキという、花弁が一枚に繋がっている白いコスモスなど、少し変わったコスモスも咲いています。
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「日の丸」というグラデーションが鮮やかなコスモス
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種子メーカーがコスモス園で露地試験を行って開発した、遠軽産の品種「ダブルクリック」です。
コスモスの開花に合うようにヒマワリも植えているので、秋のこの時期に鮮やかな黄色を望めます。
コスモス園は2003年にオープン。当初は花の咲き具合が安定せず、試行錯誤を続けたそうです。そんな中、町内のコスモスを育てている人からコップ1杯の種を分けてもらい、それを空地などに植えながら種をとり、殖やしていきました。
コスモス園は2003年にオープン。当初は花の咲き具合が安定せず、試行錯誤を続けたそうです。そんな中、町内のコスモスを育てている人からコップ1杯の種を分けてもらい、それを空地などに植えながら種をとり、殖やしていきました。
町民のボランティアが草取りをしたりと、コスモス畑はマチの人たちの手で守られ続けてきました。
さらには、遠軽町独自で「コスモス川柳」も行っています。大切な人に想いを伝えるため、コスモスにちなんだ川柳を募集しています。
さらには、遠軽町独自で「コスモス川柳」も行っています。大切な人に想いを伝えるため、コスモスにちなんだ川柳を募集しています。
遠軽町の観光専門員・中村康男さんによると、コスモスは夜も綺麗に見られるそうです。雲が無ければ星空も綺麗に広がるということです。