北海道ライブ あさミミ!

今朝の放送内容 11月22日(水)

2023年11月22日(水)

今朝の放送内容

今朝の主なニュース・スポーツ情報

●北朝鮮がミサイル発射、沖縄付近を通過 北朝鮮「偵察衛星の打ち上げ成功」
●ハンターら2人がクマに襲われ重傷 別のハンターが発砲 滝上町
●「大麻グミ」札幌・すすきのの店舗に立ち入り検査 道厚生局麻薬取締部
●「ラピダス」北海道進出 最大18兆8000億円の経済効果 今後14年間で
●ファイターズやFビレッジグッズがふるさと納税返礼品に 北広島市
●量販店で万引きした男が逃走 警察が行方追う 札幌市白石区
●ガザ、人質解放交渉大詰めか 休戦「合意近い」
●「ライセンス生産」の防衛装備品 第三国輸出容認へ
●「さっぽろホワイトイルミネーション」きょう開幕 75万個の光の演出

●きのうの大相撲九州場所結果 一山本敗れ2敗目
●レバンガ U18内藤耀悠選手・阿部竜大選手を「ユース特別枠」で登録
●ファイターズ契約更改 金村尚真投手が目標「2桁&新人王」
●サッカーW杯アジア2次予選 日本がシリアに5-0で大勝
●日本陸連 北口榛花選手を年間最優秀選手に選出
●メジャーリーグ 山本由伸投手との移籍交渉開始へ
●イチロー氏、松坂大輔氏が高校女子選抜と対戦

今朝の選曲

【6時台】
M「晴々/コブクロ」

M「ロンリー・チャップリン/鈴木聖美 with Rats&Star 」

  • 北海道ライブ あさミミ!

あさミミ!アラカルト~八幡淳のスポーツプレゼンス

八幡淳ならではの目線と感覚で
臨場感(プレゼンス)あふれるスポーツの話題をお伝えしています。

今回は「 日本シリーズから見るNPBの未来 」

日本シリーズは73年前の今日11月22日にその第1回大会が行われました。
第1回は史上最も遅くに始まったシリーズでした。
というのも、この年のシーズンはセ・リーグ各球団140試合を行わなければならず、
シリーズ前にこの年の優勝の松竹のほか、中日、西日本、国鉄、広島の合わせて
5チームが所定の140試合を消化しきれずに日本シリーズに突入。
結果、順位が確定した後ということと、できるだけ11月中にシーズンを終わらせるため、
代替開催をせず11月20日までで公式戦を打ち切ったという事情があたったためです。
「140試合?今、ペナント143試合だけど?CSもあるし。」
と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、当時はドーム球場ゼロです。
消化するには天候に恵まれなければ無理な状況だったんですね・・
しかもこの時代セ・リーグは8球団、パ・リーグは7球団という時代でした。

ちなみに、最も早く始まった日本シリーズは1964年。
今年の関西シリーズはこの時以来という阪神タイガース対南海ホークスの日本シリーズ。
10月1日からスタートします。
なぜ、こんなに早かったのかというと、10月10日には国民的行事東京オリンピックの
開会式が迫っていたからです。
しかし、雨天中止などが重なりあろうことか第7戦が行われたのはその10月10日!
しかも盛り上がる東京をしり目に関西球団同士でのシリーズだっただけに、
最終第7戦は甲子園球場で行われたにもかかわらず
観客はわずか15,172人にとどまったという記録が残っています。

今年の日本シリーズは電車で約20分という「移動日必要か?」というシリーズでしたが、
それ以上に移動距離が無かったシリーズもありました。
それが1981年の日本シリーズ、読売ジャイアンツ対日本ハムファイターズです。
この当時は両チームとも後楽園球場を本拠地としていたので、
史上唯一となる同一球場での日本シリーズとなりました。
ちなみに1,2、6戦はファイターズホーム。
3,4,5戦はジャイアンツホームで行われ、4勝2敗でジャイアンツが日本一に輝いています。
逆に最も移動距離が長い勝ったシリーズは2016年の日本シリーズ、
広島東洋カープ対北海道日本ハムファイターズです。
広島県広島市にあるMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島から北海道札幌市にある
札幌ドームまでの距離は約1230kmでした。

その日本シリーズは今年も第7戦までもつれ非常に見ごたえがありましたが、
かつては一方的だった試合も74回中7度ありました。
内訳は(1959年、1960年、1990年、2002年、2005年、2019年 - 2020年)です。
その一番最初となるのが1959年の日本シリーズ、南海ホークス対読売ジャイアンツ。
このシリーズは共に2年目の立教大卒業同級生選手の対決が注目されました。
南海のエースは杉浦忠さん、そして巨人の4番は長嶋茂雄さん。
ただ、このシリーズは南海のエース杉浦さんが4連投4連勝し
一気に日本一を決めたという結果となりました。
次に4連勝で日本一となったのが1960年の大洋ホエールズ対毎日大映オリオンズ。
この年から監督に就任した三原修さんは、監督やコーチではなく
選手にサインを出させるという奇策で前年の最下位から一気にリーグ優勝を果たした年。
その勢いそのままに大洋4連勝で日本一を決めました。

そして、1990年の日本シリーズ、読売ジャイアンツ対西武ライオンズ。
結果は西武の4連勝で日本一が決まりましたが、
西武ライオンズが黄金時代だったということに加え、
この年は巨人のセ・リーグ優勝がいまだプロ野球史上最速記録の
9月8日、10月20日から始まった日本シリーズまで1か月半ほど消化試合をこなしたうえでの
日本シリーズだったのに対し、同じく球団最速の優勝決定となった
西武ライオンズはそれでも9月23日という日程的な差がありました。
しかもすべての試合が4点差以上という西武の圧勝に、
当時選手会長であった岡崎郁さん「私の野球観が変わった」、
川相昌弘さんは「思い出すのもおぞましい」、
当時4番の原辰徳さんも「苦手を通り越して、コンプレックス。
トラウマ的なものさえ感じる」とまで発言しています。

しかし、その原さんがジャイアンツの監督を務め優勝、迎えた2002年の日本シリーズは
奇しくもその西武が相手でしたが、みごと4戦4連勝でリベンジを果たすシリーズとなりました。
そして、今年日本一の阪神が前回臨んだ2005年は、レギュラーシーズン2位ながら、
当時のCSの前身「プレーオフ」を勝ち抜きシリーズ出場を果たした千葉ロッテが相手。
そのロッテは当時のプレーオフを勝った勢いそのままに4連勝。
阪神ファンの間では何もできなかった阪神を揶揄する「33-4」という
4試合の両チームの合計得点を示す数字が長年付きまといましたが、
今年はそれを見事に払しょくしたと言えるシリーズでした。

そして、ドラフトの逆指名制度廃止以降、育成でのチーム強化に舵を切った
パ・リーグとFA補強中心にチーム強化をしてきたセ・リーグの差が如実に表れたのが
2019年と 2020年の日本シリーズでした。
逆指名制度とは「大卒・社会人選手は好きな球団を指名できる」という
1993年からドラフト1位2位の選手に与えられた特権でした。
ただ、この裏側では金銭的余裕のある球団が契約金以外の金銭を「栄養費」などの名目で
有力アマチュア選手に渡すなどの行為が横行。
結果的に「戦力不均衡」が問題視されるようになります。
結果2007年のドラフトからは1位選手は全て入札抽選、
2008年からは大卒・社会人と高校生の分離ドラフトも撤廃され現行の形になります。

それ以降、パ・リーグは抽選やむなしでいい選手を積極的に採り、
セ・リーグは抽選を回避するようなドラフトの傾向になります。
その結果2009年6球団競合の菊池雄星は西武へ、同じく6球団競合大石達也も西武へ、
4球団競合の斎藤佑樹はファイターズへ。2013年5球団競合の松井裕樹は楽天へなど
次々にアマチュア有力選手がパ・リーグチームへと入っていきます。
そこに、豊富な資金力で有力FA選手や他球団で活躍した外国人選手を補強した
ソフトバンクがチーム力を上げ、2010年代以降通算で6回目と7回目の
日本シリーズ進出というのが2019年、2020年でした。
2年連続で対戦相手となった巨人は2年間で日本シリーズ8連敗。

2010年~2020年の日本シリーズ成績はパ・リーグの10勝1敗という
圧倒的なリーグ格差が開いた日本シリーズとなってしまっていました。
それを鑑みれば2020年からの4年でセ・パの勝敗は2勝2敗ですので、
両リーグの差やドラフト及びチーム強化の戦略は均衡化してきていますので
2020年代の日本シリーズは名勝負が生まれる下地ができていると感じられます。

毎朝6時半頃は「あさミミ!アラカルト」

月曜日は「あさミミ流!#(ハッシュタグ)今週の献立
週の始まり月曜日は、1週間の献立・レシピをリスナーの皆さんのアイディアの下
“あさミミ流”にご紹介していきます!

火曜日は
庭野ほのかの☆いっぺこトーク
新潟県出身の庭野ほのかAN。「いっぺこと」とは、新潟県の方言で『沢山』という意味。
このコーナーを通して“沢山”リスナーの皆さんとお話ができるよう、
庭野AN目線の話題を毎週お届けしていきます!
 
水曜日は「八幡淳のスポーツプレゼンス」
臨場感あふれるスポーツの情報・話題・歴史を紹介していきます!
 
木曜火は「ナガイの北海道生活研究室」
永井ANがいまリスナーと共有したい「北海道の生活情報」を伝えていきます!
 
金曜日は「北海道応援!あやサポ」
上田あやが北海道で頑張る「ひと」にスポットライトを当て、全力応援していきます!
 
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