どさんこワイド179

どさんこタイムトラベラー〜デパート今昔物語

2021年2月24日(水)

どさんこタイムトラベラー〜デパート今昔物語

昔懐かしい北海道の姿をSTVに残る貴重な資料映像と共に振り返る「どさんこタイムトラベラー」。今回は、デパートの発展と当時の懐かしい映像をお送りしました。
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デパートは大人も子供もワクワクするレジャースポットであり、急速に近代化する時代の真ん中で人々の心を惹きつける存在でした。
1906年、北海道内初の百貨店“五番舘”が誕生します。10年後には「丸井さん」の愛称で親しまれる“丸井今井百貨店”が開店。更に東京から“三越”が進出。札幌の中心に三つの百貨店が揃い踏みし、「三大デパート」隆盛の時代が幕を開けます。
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デパートは常に時代の最先端でした。五番舘では和裁・洋裁の仕立から縫製まで全てを手掛けて販売していました。さらに漁業部もあり、自ら石狩でサケを水揚げして販売していました。

デパートは街に賑わいをもたらします。昭和の中頃、札幌のデパートにライオンがやってきました。当時、札幌市内をライオンが散歩するという風変わりな企画があり、デパートの店内を堂々とライオンが闊歩しました。
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子どもたちの憧れだった場所と言えば、レストランと屋上の遊園地。今のようにテーマパークがなかった時代、子どもたちにとってまさにデパートは「夢の楽園」とも呼べる場所でした。

1970年代に入ると、次々と新しいデパートが札幌に進出してきます。すすきの地区には“松坂屋”がオープン。札幌駅前にも“さっぽろ東急百貨店”や“札幌そごう”が続いてオープンします。デパートの発展と共に街そのものが活気づいていきます。札幌三越前の道路は「歩行者天国」となり、デパートの内外に人の流れが出来ました。
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どのお店もお客様を“おもてなし”する新しい人材の育成が大事でした。商品を包むラッピングは基礎中の基礎。接客はプロフェッショナルなスキルが求められる重要なポイントです。ペンの出し方・持ち方ひとつにも正しいやり方がありました。雨が降っている時ならではのサービスもあり、窓が少ないデパートでは「雨に唄えば」を店内に流すことで従業員にさりげなく雨を知らせていました。
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各デパートが趣向を凝らして勝負に出ていたのが初売りの目玉・福袋です。福袋の販売は、80年代あたりから急激にヒートアップ。福袋と並ぶデパートの集客の目玉と言えばバーゲンセールです。ファッションだけではなく、食品売り場にも多くの人だかりができました。
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1980年代、北海道内津々浦々から自慢の品を一堂に集めた初めてのフェア「ニューフロンティア・フェスティバル」がスタート。今でいう「北海道物産展」の草分け的な催事です。こうして北海道物産展は全国各地のデパートで“最も集客に成功するイベント”の一つに成長しました。

札幌中心部のデパートは、時代と共に繁栄の歴史に陰りが見え始めます。札幌駅南口の再開発計画が進み競争が激化する中、“札幌そごう”や“札幌西武(旧・五番舘)”が閉店してしまいます。一方2003年、新たに“大丸札幌店”がオープン。開店を待ちわびる行列は地下まで続き、その勢いは想像を絶するものでした。そして“札幌そごう”だった建物は「エスタ」になりました。
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激動の時代はまだまだ続きます。約10年後に札幌にやってくる予定の北海道新幹線、これを機にエスタは立て替えられ、五番舘跡地には新しい商業施設が誕生予定。北海道新幹線札幌延伸までの開業を目指すということです。
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