どさんこワイド179

福永探偵社〜通知表の呼び方を大調査スペシャル

2021年12月24日(金)

福永探偵社〜通知表の呼び方を大調査スペシャル

北海道に潜むあらゆる謎や噂を解決していこう!というコーナー「福永探偵社」。今回は“通知表の呼び方”を179市町村大調査しました。

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終業式といえば通知表。北海道では2学期制もしくは3学期制の学校がありますが、半数以上の小学校では冬休み前に通知表が渡されます。通知表とは児童一人一人の教科の成績や日常生活の記録などをまとめて通知する大事な書類です。

この通知表の表紙に書かれていた名前は何だったかを50人に聞き込み調査したところ、39人の方が“あゆみ”と回答。呼び方に決まりはあるのか?北海道教育委員会を直撃しました。
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通知表の呼び方をまとめている調査はないということで、道内の小学校へ緊急アンケート!179市町村の教育委員会に協力していただき、各市町村で一番古い小学校を対象に通知表の呼び方を独自調査しました。創立年度が同じ小学校もあったので、全部で181のアンケートを集めることができました。

結果、181の学校のうち130が“あゆみ”だったことが分かりました。他にも“よい子のあゆみ”と言われる小学校もいくつかありました。“あゆみ”に次いで多かったのが“のびゆく子”。特に上川地方に多かったです。
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“あゆみ““のびゆく子”に続いて多かったのが、学校名が入った通知表です。小樽市の銭函小学校は“銭小の子”、紋別小学校”は“紋小の子”、利尻小学校は“利小の子”といったパターンもありました。

そんな中気になる通知表の名前が“かしわっ子”です。美幌小学校の通知表なのに何故“かしわっ子”というのか、真相に迫るべく美幌町へ向かいました。
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美幌小学校は今年で創立121年、全校児童303名の小学校です。河岸英樹校長によると、“かしわっ子”のルーツは学校の外にあるといいます。

かしわっ子の由来となったのは、美幌町の文化財に指定されているかしわの木です。樹齢はおよそ250年、学校が建てられる前からこのかしわの木が植えてありました。
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この木が学校のシンボルとして生徒を見守ってきたといいます。教室のドアの窓はかしわの葉っぱの形のデザイン、体育館のドアにも。かしわの木は美幌小学校のシンボルでした。「大きなかしわの木のように育ってほしい」、通知表の名前は生徒達へのメッセージが込められていました。

調査を進めていく中で、貴重な通知表が釧路市の小学校で保管されているという情報を入手しました。やってきたのは釧路市内で最も古い鳥取小学校、今年で開校134年です。
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昔の貴重な通知表を保管しているということで、3年前にオープンした鳥取小博物館へ。開校当初の卒業証書など校内に眠っていた貴重な資料などを展示しています。大正12年、今から98年前の貴重な通知表もありました。名称は「通信箋」、裏側を見てみると成績は“甲乙丙”でつけられていました。

他にも戦後まもない昭和23年の通知表も保管していました。“家庭通信”といって1枚の紙で折りたたんでいます。
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北海道では様々な名前の通知表があることがこの調査で分かりました。そして一番ポピュラーな“あゆみ”ですが、いつから“あゆみ”になったのか深掘り調査しました。

いつからあゆみと呼ばれたのか?札幌市で一番古い小学校、手稲東小学校です。現在の通知表は“あゆみ”ですが、昭和38年の通知表を見ると「通知票」と書かれていました。そして、8年後の昭和46年の当時の先生がメモをしていた資料には“あゆみ”という文字が!
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昭和38年と46年の間に“あゆみ”が普及したのではないかと推測したのですが、決定的な情報がなかなか見つかりません。そこで北海道を飛び出して鳥取県へ。教育の歴史に詳しい、鳥取大学の山根俊喜教授にお話を伺いました。

1970年ごろ、通知表の見直しの動きが活発になりました。その際に東井義雄氏が考案した、親しみやすい“あゆみ”という名前が全国的に広がったそうです。北海道で“あゆみ”が多いのは、通知表の改革が北海道は早く進んでいた証拠だと山根教授はいいます。
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通知票の呼び方は様々ですが、子ども達が立派に成長して欲しいという願いが込められていました。
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