どさんこワイド179

どさんこネイチャー“広がる氷平線〜別海町・野付半島〜”

2022年1月25日(火)

どさんこネイチャー“広がる氷平線〜別海町・野付半島〜”

北海道の自然の魅力に迫る企画「どさんこネイチャー」。今回は日本でただ一つの世界、地平線でもなく水平線でもない“氷平線”が広がる絶景をお届けしました。

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野付半島

  • 野付半島
太平洋に突き出た全長26kmの野付半島は日本最大の砂が堆積してできた半島です。別海町と標津町にまたがり湿地の保全に関するラムサール条約に登録され、野付半島ならではの自然や風景が見られます。
  • どさんこネイチャー“広がる氷平線〜別海町・野付半島〜”
    野付半島の内側にある野付湾は水深が2〜5mと浅く、1〜3月の厳冬期には凍ってしまいます。
    ネイチャーガイドの石下(いしおろし)亜衣紗さんが案内してくれました。
氷平線
  • どさんこネイチャー“広がる氷平線〜別海町・野付半島〜”
  • どさんこネイチャー“広がる氷平線〜別海町・野付半島〜”
地平線でも水平線でもない、氷の世界が広がる“氷平線”。近くに建物や高い山などがないため氷の大地が続いているように見える、まさに奇跡の絶景です。
天気によって氷平線の見え方が変わるのも特徴です。
  • どさんこネイチャー“広がる氷平線〜別海町・野付半島〜”
    一面、真っ白の世界なので遠近法でトリックアートが楽しめます。
自然がもたらす奇跡の風景
野付半島の反対側にある海域は冬でも凍りませんが、自然がもたらす奇跡の風景が見られます。
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    四角い太陽(撮影:アマチュア写真家・前沢卓さん)
    蜃気楼によって太陽の形が四角に見えます。1〜3月の厳冬期の間、様々な気象条件が合致することで見られますが、1シーズンに数回見られるかどうかの確率だそうです。
冬ならではの神秘的な景色
野付半島は地盤沈下が続き、海水が入ってくるため木々が枯れていきます。枯れた木々が見せる幻想的な風景がありました。地盤沈下の続く野付半島は約120年後には無くなると言われています。
  • ポンニクルの森
    ポンニクルの森
    ミズナラやトドマツが立ち並ぶ“枯れていく森”で、特別な許可がないと入れません。“最果て感”あふれる景色です。

野付半島ネイチャーセンター

【お問合せ】0153-82-1270

氷の上は場所によっては危険なので、必ずネイチャーガイド同伴のもとお楽しみください。
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