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コロナ禍で売り上げを爆発的に伸ばした家電メーカー「サンコー」のヒット商品の秘密を大公開しました。

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自宅で簡単に足湯が楽しめるアイデア商品や、この夏に大ヒットしたネッククーラーなど、斬新な家電を作っている“サンコー”。秋葉原にある社員数46人のアイデア家電メーカーで、インターネット通販を中心に商品を販売しています。

このコロナ禍でサンコーの商品が大ヒット！1年で売り上げが27億円もアップ、今注目の家電メーカーです。なぜ、サンコーの商品は人の心を掴むことができるのか？その秘密を広報担当・﨏晋介さんに教えていただきました。

1つ目は「あったらいいな」というアイデアの商品化です。

例えば“コロナ禍で家にいることが多いから洗い物が溜まってしまう ”という悩みを持つ人にオススメなのが「ラクアmini」という食洗器です。工事不要、使う水は3.2Lと節水にもつながり、小さく軽く作られているので女性でも簡単に持ち上げることができます。コロナ禍の悩みを取り入れ、シリーズ累計3万台を売り上げたヒット商品です。

2つ目は「新商品を毎週発売すること」です。

週に2〜3商品発売していて、会議では毎週およそ20個もの商品案の中から発売するものを選んでいるそうです。1年間で発売する新商品はなんと100種類以上もあります。

こちらはうつぶせでもスマホを見ながらくつろぐことができるユニークな商品です。シリーズ累計売り上げ2万台のヒットを記録しました。

サンコーではパソコン上に自由にアイデアを投稿できるようになっています。毎週1つ以上アイデアを入力していて、いいアイデアを考えた人には報奨金が出るそうです。

こちらのごみ箱には掃除機の機能がついています。本体にキャスターがついているので掃除しながら移動もでき、吸ったごみはごみ袋の中に入っています。

「アイロンいら〜ず2」は、待っているだけでアイロンをかけたように洗濯物のシワを伸ばしてくれます。エアバッグが膨らむ力で服のシワを伸ばすのと同時に、温風で素早く服を乾かすことができる優れものです。付属のエアバッグを変えればズボンのシワも伸ばせます。

3つ目は「自分たちで商品を試作すること」です。

どんなところで試作品を作っているのか、特別に製作現場に潜入させていただきました。

こちらはアルミ缶を潰す機械を試作中です。うまくいくまで日々テストを繰り返し、とても手間のかかる作業を乗り越えてヒット商品が生まれていました。

独創的なアイデアで大成功を遂げたサンコーですが、たくさんの失敗も重ねてきました。掃除機の機能がついたドライヤーも開発されていたのですが、ごみを吸ったドライヤーで髪を乾かすのは嫌ということで発売には至りませんでした。

一方で、無事に発売されとしても全く売れなかったという商品も。「USB電動静音うちわ」は自動でうちわをあおいでくれる商品。自然な風を再現してくれて、当時の販売価格は5980円。部品にもこだわって手間のかかるアルミの削り出しを使用した結果、値段が高くなってしまい、売り上げは伸び悩みました。

売れる商品に法則はあるのか伺うと、販売してみないと分からないということでした。なのでサンコーは様々な商品にチャレンジしています。

しかもサンコーのチャレンジは商品が発売されたら、そこで終わりではありません。サンコーではヒットした商品を改良して販売しています。

例えばこちらの弁当箱には炊飯機能が付いています。以前は炊飯機能しかついていなかったお弁当箱を、温かいおかずを同時に楽しめるように進化させ、シリーズ累計15万台以上売り上げる大ヒット商品になりました。

﨏さん:サンコーはこんな悩みを解決できるんだという驚きの商品をたくさん作っていきます。ぜひ応援していただけると嬉しいです。

今日ご紹介した商品は、サンコーのホームページで購入可能です。
【サンコーオンラインショップ】https://www.thanko.jp/