令和六年度第10回番組審議会議事録

令和六年度第10回番組審議会議事録

1.開催日時

令和7年3月27日(木)
午後4時00分から午後4時50分

2.開催場所

札幌テレビ放送会館 アネックス7階 A会議室

3.出席者

 委員数   6 名
[出席委員]  5 名
 福津 京子  委員長
 木林 尚稔  副委員長
 向原 悟   委員
 八重﨑 聖子 委員
 小川 博史  委員

[欠席委員]  1 名
 野口 詩穂子 委員(書面提出)

[会社側代表] 2 名
 橋本 秀樹  代表取締役社長
 宮野 聡   取締役編成制作部長
                            
[事務局]    2 名
 杉本 修   放送審議室長
 佐藤 文宣  書記

4.議題

(1)『ボイガルのビタ』
  (3月9日(日)22時00分~22時30分 放送分)

5.議事の概要

令和6年度第10回番組審議会は、3月9日(月)に放送された『ボイガルのビタ』について審議され、各委員から以下のようなご意見、ご要望を頂きました。
●THE BOYS&GIRLSというバンド自体が存じ上げなかったですが、ワタナベシンゴさんの語り口が非常に聴きやすくて、楽しみだなと感じました。
 30分の中で2曲の音楽と軽快なトークがバランスよかったです。シンゴさんの声色が落ち着いた感じで、温かさやお兄ちゃん感がよく分かって、青春いいなとか、夢見ていいなみたいな、アオハル感満載のプログラムでした。すごいポジティブな気持ちで、そういうのって忘れているよなと気付かせてくれるような素敵なコンテンツでした。
●番組が日曜日の夜10時から10時半までで、リスナーは多分主にこのTHE BOYS&GIRLSのファンとかロック音楽が好きな若い子たちではないかなと思いますが、ボーカルのワタナベシンゴさんが一人で進行していて、話し方がとても自然体でした。それで、「何々的には」とか「マジで」とか「ヤバい」とか、いわゆる若者言葉が次々と飛び出して、若者の会話では多分これが普通で、このほうがきっと若いリスナーは違和感なく聴けるんだろうなと思って聴いていました。
 ベース三角の「どこにいるでしょう」のコーナーは場所のヒントがほとんど出なくて、自分のペースでどんどん話が進んで行く話しっぷりが面白かったです。中学時代に自分で眉毛を抜き過ぎて一部が足りないというエピソードは、授業がよほどつまらなかったんだなとその時の様子を思い浮かべながら、ちょっと笑ってしまいました。
 地元で地道に活動を続けているバンドが、毎週番組を通して自分たちの活動をPRできるというのは、やはり地域密着のラジオ番組ならではなのかなと思いました。このバンドに影響を受けた高校生たちや自分たちも、音楽活動をしたいと希望する若者たちの素直な声も届けることのできる若者応援番組だと感じました。
●ボイガルってなんだろう?と思いながら聴いているうちに、眉毛の話になり、興味が正直あまりなかったので、前半は興味がなく聴いていましたが、地元で14年もやっているバンドですから、全国で活躍して欲しい気持ちで聴いておりまして、今までもそういった地元のバンドが全国で有名になるケースというのもありましたので、応援したくなった気持ちでした。
 内容はトークが多かったので、コーナーを入れてみたりして、メリハリがもう少しあったほうが良かったと思いました。また、SNSを見ながら番組を聴きながらというのは、私の世代だとなかなか難しく、聴くだけで完結できればと思って聴いておりました。
●コミュニティーを大事にしている番組だなと思って聴いておりました。ワタナベさんは若者らしい話し方で早口であったり、私の年代では使わない言葉があったりと、気になる部分もありましたが、リスナーとの距離感をすごく考えられていて、共感につながるんだと思いましたし、前向きで誠実さが伝わるトークだと感じてました
 ENDROLL AFTER SCHOOLのエピソードがやはり一番印象的でした。卒業式の3月1日の夕刻にこれを継続的にされているという取り組みは、非常に私としては頭が下がる思いですし、高校生は非常に良い思い出になると思います。バトンの話で非常に感極まっていく作り手のことを伝えるような番組の構成も非常に臨場感があって良かったです。
ただ、私は三角璃玖さんの「どこにいるでしょう?」コーナーに疑問があり、当てにいこうという自分の性格上があるので、答えがいつ出てくるのだろう?と思って出てこなかったというのが、非常にしっくり来なかったです。収録されている音源にワタナベさんが掛け合いをするという形だと思いますが、収録の仕方がもう少しあったかなと思って聴いておりました。
●ボイガルもビタも意味が分からなかったので、番組名からは何系なのか想像がつきませんでした。バンド名のTHE BOYS&GIRLを略してボイガルということは分かりましたが、ビタは結局のところ何を指すのか、分からずじまいでした。
 公式Xで新曲の歌詞を掲載し、その曲名を当ててもらうという試み、しかも曲名は歌詞に入っていないとのことで、だいぶ難しそうだなと思って聴いていました。Xを覗いてみると、リスナーさんは難しいとは言いつつ、歌詞を読んで各々感じたタイトルがポストされており、楽しんで参加されている様子を伺い知れましたし、私自身も遡って楽しませてもらいました。
 THE BOYS&GIRLSのファンの人にとっては、いろいろな情報を収集できて楽しめる番組かと思いますが、初見の人にとっては、バンド名もイベント名もなかなかピンとこない部分があり、検索しながら聴いている部分が多くありました。
●シンゴさんのキャラクターが私は大好き過ぎて、こういう人こそ本当にラジオだと思って、すごく久々にスターに会ったようなわくわく感がありました。特に声が好きですね。ちょっと乾いた感じの、でも明るくてポジティブな、牽引力が強いと言いますか、ラジオで熱い兄貴に会う時の声はこうであってほしいと言うような、本当にそういう声の人に会ってしまったなと思って、テンションがすごく上がりました。
こういう方たちをどうやってスカウトしてくるのかなと、去年から番組が始まったということですけれども、本当にこういう魅力のある若いミュージシャンをどんどん番組に出して紹介していくというのは、ラジオのとても大事なお役目だと思うので、これからもこういうバンドにどんどん出ていただける番組を増やしていただきたいなと感じました。

続いて、4月の主要単発番組とイベント、そして春の改編等の説明、聴取者からの声の報告等がなされ、令和6年度第10回番組審議会を終了しました。
次回の令和7年度第1回番組審議会は、令和7年4月24日(木)に開催を予定しております。