令和七年度第2回番組審議会議事録

令和七年度第2回番組審議会議事録

1.開催日時

令和7年5月22日(木)
午後4時00分から午後4時50分

2.開催場所

札幌テレビ放送会館 アネックス7階 A会議室

3.出席者

 委員数   6 名
[出席委員]  5 名
 佐賀 のり子 委員長
 八重﨑 聖子 副委員長
 大房 浩平  委員
 堀川 知代  委員
 田村 征平  委員

[欠席委員]  1 名
 小川 博史  委員(書面提出)

[会社側代表] 3 名
 橋本 秀樹  代表取締役社長
 宮野 聡   取締役編成制作部長
 大針 三治  プロデューサー
                            
[事務局]    2 名
 杉本 修   放送審議室長
 佐藤 文宣  書記

4.議題

(1)『リクエストプラザ』
  (5月7日(水)  8時00分〜10時00分 放送分)

5.議事の概要

令和7年度第2回番組審議会は、5月7日(水)に放送された『リクエストプラザ』について審議され、各委員から以下のようなご意見、ご要望を頂きました。

●村岡啓介さんの低くてゆったりと落ち着きのある声が朝の穏やかな感じとすごくマッチしていて、聴きやすかったです。また、「あなたの朝を音楽で応援する」というキャッチフレーズが素敵だと思いました。8時台は、曲がかなりたくさん流れた印象がありました。合間に天気情報や広告が一つ挟まるぐらいで、リスナーのリクエストに応えるコーナーだと感じました。曲と曲の間に、村岡さんやリスナーの近況報告もあって、曲がずっと切れ間なく流れているよりは飽きずに聴くことができました。9時台の「村岡セレクション」は母の日特集で、アンケート報告もすごく面白いと感じたので、曲ばかりではなくて、お話のターンもあっても良いのではないかと思いました。
●私の年齢からすると少し上の時代で、知らない曲がたくさん流れました。さまざまな年齢層からのリクエストが来るということであれば、放送時間帯で曲の年代を振り分ける方法もあると思いましたが、8時台で傾向を変えていて、既に実践されていると分かりました。一方で、ずっと長年続いていて、平日毎日放送されている番組なので、おそらく番組制作は大変なのではないかと思っています。番組をずっとコンスタントに長く続けていくという観点で言うと、番組コンセプトに見合うようなトークネタを探すのもご苦労されているのではないかなと想像しましたが、今の番組スタイルを継続し、トークは最小限にして、リクエスト曲だけを流し続けるという選択肢もあると思いました。
●8時台9時台を合わせると、20曲ぐらい流れていました。昭和中心のセレクションは、私にとって結構懐かしい曲が多くて、しかも何十年ぶりに聴くような曲が多かったです。たまの『さよなら人類』の独特なフレーズが頭の中でずっと回っていて、インパクトがかなり強い曲だったと思い出しました。印象に残ったコーナーは、9時台の「村岡セレクション」の母の日特集でした。母にまつわる曲とアンケートの紹介というのはとても興味深かったです。年代的にも若い頃には全く分からなかった演歌の良さがだんだん分かる年になってきて、母をちょうど先日亡くしたことも重なって、五木ひろしさんの『母の顔』がすごく心にしみました。アンケートの中で、自分だけの時間が欲しいというのがトップというのが出ていましたけれども、私自身も母だった時があり、それは本音だろうという感想も持ちながら興味深く聴かせていただきました。
●もんたさん、『まちぶせ』、中村雅俊さん、河島英五さん、高田みづえさんと来た時に、リスナーを結構絞っていると思いました。ちょうど私の母ぐらいの1970年代だと思いますが、聴いているとすごく落ち着きますし、時代が一回りぐるっとまわって、素敵とか良いとか新たな気付きになるのかなと思ったのと、昭和WEEKの影響もあるのかなと思って聴いていました。特に、8時台は昭和の匂いがする曲がすごく多くて、そういう感じがしました。9時台は、母の日特集だったので、ゴールデンウィーク中は家族みんながいて大変だった方々に対して、プロデューサーが「大変だったね」「一人の時間は大切だよね」というメッセージを込めていると思って、リスナーにこの時期の気持ちに対して寄り添っている番組を作られているんじゃないかなという感想を持ちました。
●村岡啓介さんの語り口が大変優しくて、午前中の時間帯の癒し的要素を意識されているのかなと感じました。番組コンセプトである「あなたの朝を音楽で応援!2時間たっぷり全曲フルコーラスでお届けします!」ということを考えれば、パーソナリティの語りよりも音楽の時間をしっかりと確保しているだろうと思いつつ、リクエストの偏りをどのようにケアされているのかが気になりました。番組名が変わりながらもかなり長い期間放送されているコンテンツなので、過去からの番組内容の変遷や現在のリスナーに対してのアプローチポイント等についてより深く知りたいです。
●全体を通して、朝にふさわしい、さわやかで聴きやすい番組だと感じました。村岡さんの優しい声と雰囲気、一貫して押し付けがましくなく、控えめとさえ感じるトークが新鮮に感じられました。また、リスナーにとっては、自分がリクエストした曲がかかると嬉しいと思いますので、今もこういうリクエスト番組はいいなと改めて感じました。ただ、リクエストをずっとかけ続けるということは、番組のカラーや雰囲気を作るのが難しいと思いましたが、8時台は割と自由にいろいろな曲をかけて、9時台は村岡さんがセレクションする「オカセレ」で村岡さんらしさを出せていると思いました。この日の母の日についてのトークがとても興味深く面白かったです。自分自身の母の日に対する価値観みたいなものを聴きながら、一緒に考えさせられました。1位が自分だけの時間というのは大変共感しまして、私も子どもが小さい頃はお願いだから一人にしてと思っていたことなどを思い出しながら聴いておりました。 「歌のある風景」のコーナーは、リスナーのエピソードがごく短く紹介されていて、朝の忙しい時間に良いと思いました。そして、村岡さんの声の魅力が感じられて、とても素敵と思いました。

続いて、5月と6月の主要単発番組とイベント、そして聴取者からの声の報告等がなされ、令和7年度第2回番組審議会を終了しました。
次回の令和7年度第3回番組審議会は、令和7年6月26日(木)に開催を予定しております。