令和七年度第6回番組審議会議事録

令和七年度第6回番組審議会議事録

1.開催日時

令和7年10月23日(木)
午後4時00分から午後5時00分

2.開催場所

札幌テレビ放送会館 アネックス7階 A会議室

3.出席者

 委員数   6 名
[出席委員]  6 名
 佐賀 のり子 委員長
 八重﨑 聖子 副委員長
 小川 博史  委員
 大房 浩平  委員
 堀川 知代  委員
 田村 征平  委員

[会社側代表] 3 名
 橋本 秀樹  代表取締役社長
 宮野 聡   取締役編成制作部長
 大針 三治  プロデューサー
                            
[事務局]    2 名
 杉本 修   放送審議室長
 佐藤 文宣  書記

4.議題

(1)『レバンガ北海道 開幕直前スペシャル 〜まだ見ぬ場所へ、全員で〜』
  (9月28日(日) 13時00分~14時30分 放送分)

5.議事の概要

令和7年度第6回番組審議会は、9月28日(日)に放送された『レバンガ北海道 開幕直前スペシャル〜まだ見ぬ場所へ、全員で〜』について審議され、各委員から以下のようなご意見、ご要望を頂きました。

●ナビゲーターの木戸さんと田村さんが相当なレバンガファンであり、レバンガに対する愛や思いがあふれていたので、本当にわくわくしていることがすごく伝わりました。一方で、Bリーグ、バスケットボールを知らない人やレバンガの昨年までのチーム事情を知らない方にとっては伝わりにくい内容だったかもしれません。興味を持って観戦したいと思った方へ観戦ガイドやきたえーるのグルメのようなスタジアムに行く面白さも伝えると、もっと良かったのではないかと感じました。スーパースターであり、レバンガのレジェンド選手だった桜井GMが「富永選手って異常だよ、すごいよ」と言う話を聞けたら、見に行きたいなという思いになりましたし、見るポイントを解説していたのはすごく良かったです。レラカムイからのファンが生電話に出たのは、仕込みだったと思うくらいでしたし、島谷選手を小学校から応援している道産子のメッセージは地元のラジオ局だからこそできることで、親近感を覚え、北海道のチームを応援しようという気持ちになりました。

●バスケに詳しくないので、全体を通して新しい発見で聴けた1時間半でした。企画がクォーターで区切られていて、説明を入れながら企画に入った部分は分かりやすく、進め方が面白かったです。桜井GMが言葉を選びながら話す様子が印象的で、現地観戦の機会があれば着目してみたいと思いました。「新しい選手、何名か紹介します」と初めに言っていましたが、富永選手の話題でほぼ持ち切りでしたので、いろいろな選手のことも聞いてみたかったです。番組全体を通して、道内各地に多くのレバンガファンが聴いているのが分かりました。バスケファン、レバンガファンを新しく取り込もうというよりは、今いるファンのためのラジオ企画だと感じました。

●バスケは好きだけれども、試合を見る機会のない道民が興味を持つきっかけになる今回のような番組は意味がありますし、富永選手の加入という今シーズンの大きなニュースもありましたので、レバンガが道民に浸透していってほしいと思いました。番組内で使われた各クォーターの位置付けのちょっとした解説が上手に紹介できていたと思いますし、流れている音楽もバスケや選手に関係するもので、ブースターとしては聴き応えがありました。第2クォーター終了後に、天気情報やニュースが6分ほど流れましたが、今回のような番組であれば、天気情報とニュースは流さない構成もありと思います。番組の世界観に没頭していましたが、現実世界に戻された感覚になりました。第3クォーターは島谷選手と菊地選手へのインタビューで、富永選手のインタビューもあれば良かったと思いました。それがないことで、島谷選手や菊地選手のインタビューの中でも、富永選手の話題に寄ってしまい、できれば各選手には自分のことを中心にインタビューを展開したほうが良かったと思いました。富永選手のプレーのすごさやバスケの魅力について紹介されて、むしろ映像がないラジオの媒体特性から、どんなプレーなんだろう?と興味がわき、テレビ観戦をしたり地下歩行空間の選手ポスターを意識して見るようになりました。レバンガに対して興味を喚起するという意味では、非常に良い番組だったと思います。

●最初は軽快なBGMがあって、前のめりでかみかみの田村さんのトークから始まって、臨場感やみんなポジティブな意味で前のめっているみたいな期待感を感じさせるスタートでした。2クォーター目は、なんで電リク?と唐突感を感じました。レバンガのブースターがチームの歴史を語ってくれたのは、やっぱり地元のチームだったと感じられました。マチにB1リーグのチームがあるという喜びをリスナーにしっかりと感じてほしいということを感じましたし、選手と距離を縮めるための工夫や選手の選曲やブースターからの応援メッセージによって、より身近に感じられるような構成になっていたと思いました。また、ライトブースターや今後のブースター予備軍の方々にも聴きやすい内容になるように工夫されていたと感じました。

●ファンのことをブースターと呼ぶのを初めて知ったくらいに、バスケットボールの知識がほとんどないですが、スタートからわくわく感を高めてくれるオープニングで、応援を後押しするような軽快な音楽が流れていて、気持ちがとても明るくなっていました。気になった点は、田村さん、木戸さんの前のめりの話ぶりがちょっと空回りしているように感じて、熱烈なブースターであれば、その熱量に十分ついていけると思いますが、状況が分からない自分は置いてきぼりになった時がありました。レバンガのブースター向けの番組であれば、この構成で問題はないですが、バスケットファンの裾野を広げるという意図もあったのなら、専門用語の解説や基礎知識や楽しみ方を盛り込んでもらえると、より分かりやすかったと思います。ラジオ番組が地元のスポーツチームを盛り上げる大切な役目を担っているということが番組を通して改めて分かりました。今後も地元のスポーツチームをぜひ応援していくような企画をしていただきたいと感じました。

●楽しく明るい、テンション高めな番組で内容もとても充実していて、聴き終わった後は久し振りに応援に行きたいという気持ちになりました。木戸アナのテンポが全体的に早く、バスケットの用語や個人名の情報はゆっくりであったり、繰り返して言ってもらえるとありがたかったです。でも、木戸アナのトークやインタビューがとても上手で、選手の魅力もすごく引き出して、素晴らしいと感じました。ルールや選手を大して知らなくて行っても、バスケットの試合の応援というのがすごく楽しいということを伝えたり、そういうメッセージがあっても良かったではと思いました。

続いて、11月の主要単発番組と事業等の説明、聴取者からの声の報告等がなされ、令和7年度第6回番組審議会を終了しました。

次回の令和7年度第7回番組審議会は、令和7年11月27日(木)に開催を予定しております。