STVラジオ 番組審議会

  • 番組審議会とは、放送法で「放送業者者は放送番組の適正を図るため、放送番組審議機関を置くものとする」(放送法第三条の四)と設置を義務づけられた機関です。
  • 株式会社STVラジオでは、毎月1回番組審議会を開催、放送番組の内容や放送に関する問題について審議が行なわれています。

令和二年度第2回番組審議会議事録

1.開催日時

書面開催

2.出席者

委員数 6 名
[出席委員]  6 名
竹川 雅治 委員長
平野 康隆  副委員長
村澤 規子  委員  
井上奈穂子  委員
大友 一弘  委員
桂田 聡志  委員  
[欠席委員]  0 名
[事務局]
工藤 雅昭  経営企画部副部長兼制作部兼放送審議室

3.議題

「島太星のぽっぷんアイランド」
(5月9日(土)午後10時30分 午後11時 放送)

4.議事の概要

●番組を聴く対象者をある程度限定して展開していこうとする考え方は、若いパーソナリティーの感性とうまく合致しているようで、こうした若いパーソナリティーと同世代のリスナーにとって共感を得るところが多々あったのではないかと考えています。

●土曜の夜なのに「おはようございまーす!」と始まり、寝る時間が完全にバグっているという話やインスタ乗っ取られ事件というようなトークがテンション高く4、5分続いた時には興味が持てそうにないなと思ってしまいました。しかし生の声を届けてファンとの交流を深めていく番組として、島太星さんを「太星くん」と呼ぶファンの人達には彼の魅力があふれた楽しい番組なのだろうと感じました。

●島太星さんの歌をYouTubeで聞いたところ、その歌声と表現力に驚きました。本当にいま聴いているラジオのパーソナリティなのかと何度も確認しました。このギャップとキャラクター、センスは他に例がなく、それだけでも番組として価値があるものだと感じました。

●「土曜日の深夜」「アイドル」というキーワードを頭にインプットしてから番組を聴きましたが
やはり島さんのテンションはかなりの違和感を感じました。ただこういったアイドルが自身の近況を報告したり、リスナーとのハガキのやりとりを楽しむ番組があったことを思い出し、懐かしくも思いました。

●時々訳がわからない会話もありますが一生懸命さは伝わりました。潔癖症な話や、赤ちゃんの匂いがたまらないほど大好きというお話をお聞きすると、こだわりが強い方なのかとお人柄を想像したりしながらお聴きしました。

●若いパーソナリティーと少しかけ離れた世代にある私にとってはこの番組で話される内容や語り口にどうしても違和感を持たざるを得なかった点もありました。「マジ俺、コワクナイ」とか「天才ですか。天才でース」といった言い回しは、若いリスナーからは「古い」とか「堅い」などと揶揄されるかもしれませんが、私にはどうしても「耳障り」で、何となく嫌な感じがする語り口に聞こえてくるのでした。

●「雑学王」のコーナーは「おじさん」好みのコーナーでした。「手塩にかけて」の意味を正確に、ぱっと説明しろと言われても我々でも言葉に詰まってしまいがちです。島さんの回答ぶりもおもしろく今後も続けてほしいコーナーです。

●冒頭に「いま知っておきたいアーティストからのメッセージを紹介しながら、皆と仲良くなっていく番組です」とありましたが、今回の放送を聴く限りでは「皆と仲良くなっていく」内容ばかりで、「いま知っておきたいアーティストからのメッセージ」はありませんでした。あとで、今はコロナ状況下だから他のアーティストからのコメントがないのだと知りましたが、少しフォローがほしいところです。

●最初は話し方やテンポに聴き慣れない印象がありましたが、リスナーからのお便りをスラスラと読み上げ、自分の世界観で表現するところは単に若い世代に求められるスタイルではなく、歌いながら、話しながら伝える能力であり、ラジオでも生かされていると感じました。

●「雑学王・太星」のコーナーは島太星の「天然ぶり」をアピールするという意図があるようです。島太星というタレントの持つ特性を知らしめる点では効果があるかもしれませんが、これからも活躍が期待されている島太星というタレントに対して誤ったイメージを招きかねないという危惧もあるような気がします。

●「浪漫飛行」の歌い方についての説明がありましたが、とても興味深かったです。素晴らしい歌唱力ですね。眠る時間なのでと言いながらも、色々な歌い方を実際に歌って説明して下さる等、歌に対する熱さを感じさせてくださいました。

●これほどに振り幅が大きく、個性が際立っていることが幅広い年代に支持されているところだと思います。内容そのものは印象に残らないところもありますが、今後もファンのための番組として、ひとりで30分間を使い切ってもらいたいと思いました。平凡な日常とは違う、自分が知らない、価値観が違うものでありながら素直に評価できるものでした。

●若いイケメンの男の子がファンの方と世間話を軽い感じでしてたまに奇声を発している、という程度の感想で、話がほとんど頭に入ってきませんでした。しかし、あくまでファンの方たち向けの番組だと思いますし、リスナーもファンの方がほとんどだろうということであれば、それはそれで良いのかなと思います。こういうアイドル的な番組は過去からたくさんありますし需要はあると思います。

●放送日は緊急事態宣言の真最中で、家にいたら生活リズムが狂っちゃうということ以外、新型コロナウイルスのことには触れていませんでしたが、島さんの若いリスナーへの影響力は絶大だと思うので、彼なりに一言でもいいから、行動自粛を呼びかけるような発言を意識的にしてくれると良かったな、と思いました。

●新型コロナウィルスの感染拡大の中番組がいつ収録されたものなのか、述べてもらうのがよいかと思います。日々、コロナの状況が変化する中、番組内で仮に状況にそぐわない発言があっても抗弁できるかと思います。

●どうしても世代の違いを意識せざるを得なかったというのが率直な感想で、この番組を聴いている同世代の若いリスナーたちが、どのような意見や感想を持っているのか聞いてみたいとも思いました。

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